どーも、ヌーがまたどっかにブラブラしてきましたとさ、ヌーブ…うっせっ!
ということでね、釣り旅の記録。
仕事の昼飯時に見たSNS に上がるイトウの釣果。
幻の!とか言われてるけどやってる人は結構普通に釣ってるとか噂のやつ。
一回だけ朱鞠内湖ってイトウで有名なところ行ったことあるんだけど釣れる時期と完全にずれていて(真夏)うんともすんともで石ころ蹴りながら帰ったのを覚えている。
あぁ行きたいなぁ、あぁ釣りたいなぁ、もう少しでイトウの春シーズン終わっちゃうし…(春と秋がシーズン)いつか釣りたい魚だしなぁ
あれ?
そう言えばこの現場のあとは仕事ないんだよなぁ?
あれ?
飛行機今いくら位するのかなぁ?
あれ?
翌日の便安いなぁ?
あれ?
予約完了してるw
あれれ?
の流れ、それはほぼ発作的にw
朝一の便だし、5日間だし、まぁいいかとお高い羽田空港の駐車場に直接入れちまう。
レンタカーを借りて昼過ぎには朱鞠内湖に着いていた。
便利と発作が重なるとこんな事が起きる、翌日には朱鞠内っつーw
陽射しが強く気温も高い、夏だなこりゃ。Tシャツだし
この先ずーっと晴れか曇り予報♪
早速ボートを借りて釣り。
半日2500円 1日4000円、これにエレキ付けると+2000円
初日は半日の手漕ぎだけかりる。
最近の釣れた場所を聞いてそこへ向かい漕ぎ出す。
ここのこの釣りの良いところは湖に浮かぶと人と人口物をあまり見ないところ、人造湖だけどw
他の釣り人もいるけど広いからあんまし合わない。広いつーことは急に天候が荒れると手漕ぎで帰るのは結構ヤバいっつーのもあるよね。いくつかある島の感じだったり遠く後ろの山の感じだったり、この感じほぼほぼ海外。
釣り的に水辺は遠浅なとこやら、岩の壁になってて少し急に深くなるとこやら、立木とかのストラクチャーやら、もと本流(ダムになる前)の深場やら、チロチロな流れ込みやら。
最近釣れたというのは岩の壁がある所、どうやら今は浅瀬より深めの所にイトウは居るらしい。(らしい)
この釣りは初心者なので意味がわからない。ネットで調べてみたもののどうやって釣ってるのかもよくわかっていない。
どうやら春シーズン最盛期は過ぎてるらしいなとだけ分かった。
フムフム
その岩の壁辺りで
サクラマス、ウグイ… ウグイは爆釣…
丁寧にボトムから表層まで探るとイトウが!!投げてたスプーンと10cmの距離で追いかけてきて、プイッと帰る。あぁこれ、喰わないパターンのやつな…
初日から顔だけでも見れたのでこれは行けるんじゃ?! と
しかし後が続かずにポイント巡りに終わる。日焼けと入江の奥に入ってやられたブヨだけの収穫…ブヨずっと痒いんだよなぁ 明後日頃から怖いw
併設してるキャンプ場に車中泊、今回はバンを借りた。
いやー幕張らなくていいのほんっと楽だわぁw
最強テントは車だからね、ほんとの最強は家だけど、あれは移動できないw
六時半過ぎると急に寒い、薄手のダウンを羽織る、がーさす北海道。
持ってきた半パンは一度も着なかった。
湖の回りにはキャンプ場とか併設の宿、レストランしかない。コンビニまでは30km位離れている…
まあ北海道の場合30分だけどw
コンビニとスーパーへ買い出し。
釣り以外がめんどくさいなぁw
弁当食って寝る。
朱鞠内湖は星空もヤバいなぁ
移動の疲れと手漕ぎで疲れてグッスリと。
翌朝、マイボートの人達は3時頃から用意し始めて4時には出てたよ…はえーな朝。4時には完全に明るい、北海道の朝は早い。
俺は約束の5時から。
よしっ!今日こそは!
エレキ用のバッテリーも2個にしてもらった、全開で色々回りたい。
いざ出陣。
雲っていて朝は寒い。フリース、ダウン、カッパ上下。
霧がかかり沖に出るとある程度島とか陸地に近づかないと自分がどこにいるのか分からなくなる。
真っ白無音。
スタート地点と記憶した島々の位置とうっすら見える太陽で進路をとる。 立木を攻めたりしているうちに霧が晴れてきた。そして無風、凪。水面に雲や島がくっきりとうつる、はぁ、ヤバいなぁこの景色。釣れてねぇけどw
そんで暑い…Tシャツになる。どんな気温差だよw
行ったことないとこ攻めてみるも反応無し、問題無し、景色はいいw 雑な飯もうまいのはこのシチュエーションとロケーション。
上陸したこの島に鹿の足跡があった、泳いでくるのね鹿、何のため?
入江やストラクチャーをメインに回って見るが釣れるのはちっさいサクラマスと無限にウグイ… どうすりゃいいんだよ…自分の釣りがどんどん迷宮入りしていくのがわかる。
ルアーをすぐに取り替える…何回も、何種類も。このパターン、理解せず経験的情報も集めず意味の薄い経験を重ねる、そう完全に迷宮にinした。手にしたのは地理的なモノのみ、あそこに立木とか入江とか深場とかのみ…
ちーん(ToT)
ネットで見たら風が当たる所がいいとか。ベイトが流されて集まってイトウも寄るのだろう。なるべく風が当たるとこ探すと良さげな場所発見。 馬の背、風、ベイトも見える。よしここで粘ろう。
船からだとウグイしか釣れない。
途中ポッパーを投げるとウグイがバシバシ喰ってくる。これはこれでおもろいので小一時間ウグイポッパー(笑)
いやいやちゃんとイトウ狙えよっ!ってことで違うラインが引けるから粘ろうと思ったとこの近くに上陸。陸から狙う。
水中には1m位の大きな岩がいくつか見える。その近くをネチネチ探るとスプーンに追ってきた!イトウだ! プイッ くわーず(泣)
やっぱこの辺りにはいたな、イトウ。
近くの島ではガイドさん有りの釣り師が島の回りをユックリとストラクチャー狙いながら回っていた。 なるほどなるほど、メモメモ。諦めるな!少しでも近づくんだイトウにと盗む、メモメモ。
すると北海道の釣り師から連絡が!近くの川で釣りしてるとのこと。時間あったら是非茶でも!とお誘いすると夕方からどう?とのこと。
おぉ!
最終時間の6時を待たずに4時に終了して車で走り出す。
とある道の駅でその釣り師ハヤトさんと会う、テンカラ竿のテスターしてたりフライしてたり餌も鮒も色々やる釣り人。北海道にいる尊敬できて信頼できる釣り師の1人。もう1人は日高マスターのイケメン岳さん。ローカルは無敵説。ハヤトさんとくっちゃべってると少し先の町のキャンプ場でキャンプするっつーからもちろんご一緒する。
ここは風呂が9時まで入れる。
そう風呂に入りたい、北海道きてから風呂入ってないのよ、頭痒いのよw朱鞠内湖のシャワーは4時に閉まるし…釣りしてる時間帯に閉まるのかよw
ULマニアの彼は今日がMLDのDuomidを初張りとのこと 二人であーだのこーだの言いながら張る。つか角は直角じゃないのねMLD。しらなかたおー
UL談義と釣り談義、ぷいっとするイトウはシーズン後半によくあることらしい…あと1,2週間早ければか…ボート屋のオヤジさんに聞いたら最近は朝かまれに夕方しか釣れてないみたいだしなぁ
まぁいい イトウに関しては後悔しないようにやろう。
久しぶりの風呂にサッパリして就寝。
前日に山登って今日釣りしてたハヤトさん、釣りばっかしてるヌーさん、両者疲れ気味なので朝はアラーム無しの起きてからまったりの近場の川でやりましょうと
朝8時前起床 のんびりコーヒー
のんびりおしゃべりw最高だわこのキャンプ場
じゃそろそろやりますか!と天塩川を攻める、のんびりと。
最初のポイントには車が、先行者有り やめる
次は土手から普通に降りていける場所。
ウグイ、ウグイ。ウグイのみw
移動。
次のポイントはたまに熊がいるらしい所へ。
広くワンドっぽくなる前に本流の流芯脇が深くなってる場所と少し離れたところには小渓流が本流に流れ込む所。
ここで粘る。
ハヤトさんはフライでニジマスとウグイ。
浸かり釣るハヤトさん
俺ヒップウェーダーしか持ってきてないしなぁ…買うか?
俺はウグイのみ、つかでかすぎない?この体
高よw
頭と尾が白いばかでかい鳥が旋回してる、ハクトウワシだろうか。
フライマン達が釣り下がってきたので終了。
北海道では特にフライマンは釣り下がる人も多いので本州からきた釣り上がるのが当たり前の人とたまにトラブルらしい。ビジターの俺らは頭に入れときましょうね、これ。
じゃイトウ頑張って!とお別れ
ありがとう!ほんとありがとう!
楽しかったなぁ
沢山北海道の釣りのこと教えてくれたし、一緒にやれたのも楽しかったなぁ。
釣りは詳しいし、超絶上手いけど、こだわってる人にありがちな押し付けが一切ない。いいわぁそのスタイルなハヤトさん。
たまにいるんだけど特に道具にこだわってる人 押し付けがましいやついるんだよねぁ 良く見りゃ下手くそなのに押し付けるやつ そんなんは格好悪すぎるよねぇ 釣りも、山も、サーフィンも。気を付けようそうならないように、なりがちなオッサンなんだし。
切れかけたイトウへの集中力が戻った気がする。
よし、旭川行って釣具をいくつか仕入れよう。
この日は旭川でホテル泊。シャワーをちゃんとw
そう言えば釣れないのはくる前にネットでイトウが釣れると評判のラパラのジョインテッドを持ってきたからか?というラパラジョインテッドの悪夢説か?(過去ブログ参照m(_ _)m)つーねw
翌朝釣具屋開いたら少し買い物後早速朱鞠内湖へ戻る。
雲っててなんか釣れそうなイキフンプンプン。
今日は風が強い。風表を狙う。
ボートから風表を狙うが風が強すぎてすぐに流される、数回オートマチック上陸開催。 釣りしながらの操船はなかなか難しい。バスボートに付いてるエレキみたいに足でできたらなぁ…
気持ちを入れ換えよう。
とある島の風裏に上陸、静かな風裏は平和な時間が流れる、ゆっくり飯と一服。この島の風表はダイレクトに強風が吹き付けていて裏とはビックリするほど違ってこちらはまるで戦場。 吹き付けられる風により流れが発生、湖底の泥が舞い上がり激濁り。流れは島のはずれから広い湖の真ん中へと続き湖水を濁らす。 いい感じじゃーん!!ベイト寄れ!イトウこいっ!と数時間風に殴られながらキャストするも反応無し…
イキフンだけで終わる。ヤバイ、難しいなぁ…
今日も湖全体で多分数本は誰かが釣り上げてるはずだよなぁ 俺下手くそなんだなぁ…はぁ(ため息)…
日没前に浜から60cm超えのコイがワームで釣れる、暴れて針が指に刺さる。けどここ朱鞠内湖はシングルフック、バーブレスがルール、いくら深く刺さろうが返しがないからすぐ抜ける、けどいてーし、血まみれ。
ヤバい明日が最終日だ…
最終日
天気もよく これまた釣れそうなw
結果をいうと 釣れませんでしたとさ…
しゃーない、と飛行機に合わせて3時頃切り上げる。
あぁ、夢で終わったか…
はぁ、ダメかぁ
下手くそなのかぁ…
この釣り、釣ったことないし、良くわからないし、俺からしたらさぁただのオッサンの俺が北川景子にアタックしてるようなもんなんだよなぁ。とか思いながら高速のパーキングから大雪山系?を望みながら思う。
打席にたっただけいいか…4日船乗って頑張ったもんなぁ…告白してフラれたけど…
あぁ あの山歩きたいなぁ…とかわけわからない。
まてよ!!
おい!本当に全力出したのか?
おい!後悔ないのか?
おい!仕事の確認してみろよ!
あ、まだ暇だってさ。
あ、レンタカー延長できた。
あ、Airdo 変更できた。
はい、延長戦入ります。
しつこい。俺。
ハヤトさんに相談すると猿払行けば?釣れるかはわからないけどイトウのストック量は絶対的に多いから…と、さらにカツオの切り身をルアーに付けて…と反則級裏技使えばさらに…
そうかそれもあり!プライドなんてもともとねぇ。
いつかは行って見たかったし猿払。
行ってみよう。その後どうするかわからないし、やっぱりお守りは必要だとモンベルで熊スプレー購入、今回は洗濯しないですむように日にち分の着替えを持ってきたけど、洗濯。延長しちゃうから、俺w
旭川付近の道の駅で寝る。
早朝に出発。
ホーマック開いたらカツオの切り身買おうw、チェストウェーダーも売ってたら買おう。
はい、全部売ってましたホーマックヤバいw
海だぁ!! うーん、気持ちいい。
教えてもらった猿払川の中流域の土手に入る。
鹿二頭。
くる途中の山道では道路に鹿無数。
鹿多いな。
がさがさやりながら釣りをする。
釣り人がまったくいない…釣れてないのか?
数時間岸際やら斜めに投げてやら沢山投げて粘ってみたが反応がない。
河口行って見るか。
猿払川河口へ。
釣り師がいる。
話しかけて色々聞くとその人と他の人の二人だけ早朝に釣り上げたらしい、沢山の釣り師がいたのに…二匹か
まあまあ厳しい釣りなんだな海イトウ。
色々教えてくれてさらに鹿肉焼いたのくれたm(_ _)mあざす
教えてくれた沼の入り口やら数ヶ所やるが反応無し。
猿骨川へ。
河口にいた釣り師は反応なしとのこと…
地図を見て猿骨川を登る。
大体橋がらみは釣り人が跡をつけるから橋がらみで竿を出す。
これほぼバス釣りだな。
ストラクチャーを攻めるが持ってきた竿は7,3ft俺は下手くそだからキャストの精度出せるのは6ftの竿までなんだよなぁ…
たいして決まらないキャストでオーバーハングの下に入るわけもなく…釣れるわけもなく(泣)
夕方猿払川へ戻りマズメにキャスト、誰も振ってないw釣れねぇんだろうなぁ、朝しか。
諦めてクッチャロ湖のキャンプ場へここも風呂がある。頭洗いたい。
北海道はいいキャンプ場多いなぁ。白鳥がいた。
翌朝4時からルアーマン達にまじり竿を振るが釣れないし皆上がっていく…3時からなのね…しかも皆長い竿でルアーは14cm-18cmのミノー投げてるわぁ りーむーだね俺のはw
地図みて猿払川、支流を何ヵ所かランガン。問題無しw
朱鞠内湖へ戻ろう。
今までの4日の経験に賭けよう。
昨晩の夜のうちに戻ろうかと思ったけどガソリンスタンドがどこも閉まってるんで詰んだ。詰んだなら朝投げるか、でまた詰んだw
朱鞠着。
ボート屋のおやっさんにビックリされる。帰ったんじゃないの?とw
早速ボートで出陣。
なんか今回は落ち着いていた。
やることが決まっていた。
深場で旭川で仕入れた重めのスプーンでスプーンジギング、このあいだの粘った所、ダメなら島回りのストラクチャーランガン。
一番深いと言われるダムに沈む前に川があったという辺りをスプーンでボトムをネチネチ数時間探るが反応がない。
よしあそこへ行こう。
とある島の北端のあそこ。
ん??小さいウグイが群れてるぞ!よしここも深い所をスプーンで!ん?反応ないなぁ
でもここは生命感に溢れてる。
この湖来てこの感じ初めてだな。
日が登り北側のこの辺りは島の木々の陰になる。
その陰にさらに張り出す木のオーバーハングの下。ここはこのあいだアメマスが釣れた所でもある。
サイドスローのキャストが珍しく決まりオーバーハングの奥へとゲーリーヤマモトのレッグワームを付けたジクヘッドリグが吸い込まれていく。
リールを巻き始めたとたんに走り出した!
デカイぞ!これ。
おぉぉ!イトウであれ!コイとかやめて!
少しファイトすると意外とすんなり上がってくる。
おぉぉぉ!イトウだ!
ネットに慎重にかつ大胆に!
イン!シングル、バーブレスの針はネットに入ったとたんに外れた、あっぶねぇ、あっぶねぇ。
うぉぉぉ!!と思わず声が出る。
回りに誰もいないことをいいことにw
73cmイトウ。
長かったぁ、辛かったぁ。
でも、会えたよイトウ。
カッコいいね君。
執念がドラマを生んでくれた。
写真を撮ってリリース。
興奮と幸福と感謝が入り交じる。
はぁ、やったぜ。
タバコに火をつける。
うますぎる、このタバコ。
俺はビギナーズラックがないタイプの釣り人なのは分かっていた。
小学生の時にはじめたブラックバスは二年釣れなかったし、でも初めて釣れた時の事は忘れない。
埼玉の東松山の沼でゲーリーヤマモトのグラブをノーシンカーで投げて釣れたちっさいバスを忘れてない。
このイトウの事も忘れる事はないんだろうなぁ
イトウ自身は迷惑そうに帰って行ったけど…w
そうだ報告、報告、世話になってるハヤトさんにライン。
おお!おめでとう!最後まで何があるかわからないね、釣りは。と
ほんとそれ。
粘って良かったぁ。
やっぱ北海道最高だわ、釣りの、自然の懐が深すぎる。これやめられないなぁ。北海道の各種釣り。
ありがとうイトウ!
ありがとう自然!
ありがとう、運転中に降りもせず見かけた神社にイトウ釣れますようにと雑にお願いしたのに、神様!
ありがとうハヤトさん!
いゃー思い出深い釣りになったわぁまじ。
残り1日は山歩くわけでもなく軽くオショロコマして釣れずに、釣り場近くの温泉に昼前から入って露天風呂満喫、中流でデカマスねらってベビマスしか釣れなかったのは秘密です。
ボート屋のおやっさんにもっと早い時期にくればどこ投げても簡単に釣れるのにと言われたのも秘密です。
楽しかったなまじ、苦労があったから逆にね。
ちょっと前まで道路で見かけるキツネに見られると「おい、下手くそ!」と見られてる気がしたのが、今は違って見えるw
粘りと経験の整理とやるべき事の決定って大事だなぁ メモメモ。
朱鞠内湖のとある朝4時