2015年6月2日火曜日

言葉の整理

言葉、そんなもんただの記号。
だけど伝えたいことがなかなか整理できなかった、そのただの記号がまとまらなかった。

歩き終えてこんなに時間がたって、ロングトレイルの大きな特徴というか、魅力を最近やっと整理できてきた。
荒削りだけど、今はこんな感じにまとまった。

ロングトレイル、スルーハイクの魅力

世の中の一部のお金持ちを除いて、ほとんどの人はお金に「負けている」。
人類という自分たちの作り出したモノ、システム「お金」に「負けている」。
不安の為にお金を貯めたり、お金を作るためにお金を稼いだり、ほんとにしたいことよりもお金を選んだり、人よりもお金を信じたり、お金にひれ伏したり、生きるために必要だったり。俺もその一人だ。
そのほとんどは「手に入れなきゃいけない!」という必要、現実、強迫観念。
「経済からの離脱」それを100%するのはかなり難しいが、ロングトレイル上でそれを疑似体験できるんだよね。
ロングトレイルをスルーハイクする時、行く前にその期間のお金は用意する、そのお金は街に降りた時に小出しに出ていくだけ。
手に入れる側のお金とは関わらず、手から離れていくお金とだけ関わる。
そして、お金と関わりの強い街を離れ、お金と関わり弱い大自然の中をひたすら歩く。
大自然の中では紙幣は紙でしか無い。気にするのはルート、水、食料、天候のみ。
数日や数週間のハイクでは歩き終えてからの仕事の事やお金のことを考えてしまうが、この長く歩く生活を続けていると、そのことももちろん考えるがリアルでなくなってくる時がある。リアルに考えるのはやはり水や食料のこと。歩く生活に集中する。そうなった時「お金を手にしなくてはいけない」という強迫観念から解放されるんだよね。その時お金に勝つんだよね、てか負けないでいられるんだよ。
本当の自由は大金持って経済からの離脱、そこから自由に生きられる!これ事実だと思う。
欲のない人は完全な自給自足ね。
けどね、大金持たなくても、自給自足しなくても、歩いている時は離脱し解放されるんだ、お金、経済から。お金を使っているが、使われてないんだよ。
それが一時の疑似体験であってもそこから生まれる解放感、自由感。
恐怖も含め大自然。
同じ事を肌で感じている仲間。

これがロングトレイルの魅力なんだよね。

こんなんでどう?てかこんなんです。