2021年2月18日木曜日

いつかの釣り歩き (数年前)

 


ヌーです。

最近、前から気になってた子に告ったのね、したら「ワッタシ、ニッホンゴワッカラナイデショ、コップンカー、コップンカー」ってタイ人のフリ…

「コップンカー」って…いえいえ、どういたしまして(泣)


好きなタイプには振り向かれないと言う特技を持っています、はい。

そんな事を思いながら船にゆられてます、はい。

そう、また旅に出ています、はい。

それにしても俺の人生(かわいこちゃんがらみ)は思い通りにならなすぎだよ…

あぁ神様、コップンカー。


人と人のことって、思いが通じなかったり、通じたり、悲しんだり、喜んだり。そんな人の道を歩んでいくには丸腰マッパだとボロボロになっちゃう。いちいち傷ついてはいらんないから、人に会うときは対人用の戦闘服を着込んで出かけているわけよ、心にね。

服は着ているうちに体に張り付いちゃうから、ときどき海や川や山に捨てにいきたくなるんだよなぁ。

そう、心の不法投棄。

でもさ、うまく捨てるのが難しいんだよね。

近くて楽に行ける遊び場では自然と向き合う前に人と向き合わなければならないんだわ。

釣り

渓流では先行者に入られ、堤防では真っ直ぐ前しか投げられない、少しでも横に投げようもんなら隣のおっさんと糸が絡んでオッサンパーティー、船では鳥山を囲み遊漁船だらけ。

サーフィン

常に波の取り合い、ライディングのライン上に人、笑ってる人がいない波待ち。

ハイキング

すれ違う人達との止まらぬ「連続こんにちはの刑」…

この環境だと服を脱ぐどころか着込むばかりなんだよなぁ。

だから人の少ない島へと旅に出た、自然と一対一で向き合う為にね。


何千kmと何ヵ月もかけて歩くロングハイクの「美しく、凶暴で、優しい、そんな自然の中に、シンプルな生活の中に身を置くことによって、身につけていたその服が一枚ずつユックリと脱がせれていくあの感覚」そんなんもスゲー素敵だし好きなんだけど、気を抜けばヤラレるような強烈な自然にいきなり「どーんっ!」ってマッパにされるような自然遊びも大好きなんだよね、そんな向き合い方ができる最高な場所へと向かっている。

ただただ脱ぎたいだけ説ある(いろんな意味でw)


初めてこの島で釣りをしたとき、わけの分からない大きな魚に逃げられた、そいつが獲りたくてここ数年通いつめている。

船を降りて浜に出ると、目的地までは岩を乗り越え、ジャングルを彷徨い、潮が引けばリーフの上をバッタバタと歩き、時々腰まで海に浸かんなきゃなんない。

釣り船チャーターして船から釣ればもっと簡単なんだけど、ここの魚は歩いて行って獲りたいんだよね。

ズルくないと言うか、真っ向勝負というか、そんな気持ち。



島、上陸。

天気は良くないけどすぐに歩き始める。

移動時間を短くしたい、だって釣りがしたくてたまらないw


たまに雨がぱらつく中、道路を歩く。

はぁ、雨やまねぇーかなー…

浜に出ると雨のせいか砂が少しだけしまっていて歩きやすい♪

しばし歩くと俺の前に足跡発見。

目指す浜までは砂浜や岩を乗り越えたりして歩くんだけど、この足跡の主は足の置くところが絶妙、砂はかたい所を踏んでるし、岩や石も浮いてなそうなやつの上をリズミカルに踏んでいる。

結構歩き慣れた人だろうなぁ。トレランシューズっぽいし(水の中も歩くのでトレランシューズが正解)。


日がさすこともないから涼しいので歩くのにはいい感じ、むふふ。

ついついかっ飛ばしちゃう。

頭の中では平井大がっずーっと歌ってる♪

君と過ごす毎日がドラマみたいで♪ 

俺、過ごせてないけどなにか?


調子に乗って歩いていると岩の影に人が見えた、どうやら足跡の主らしい。

いきなり人に出会うと少しビクッっとするほど人がいない♪

主は俺と同じところらへんが目的地らしいんだけど、「ゆっくりと行きますわー」と。

俺は大潮の干潮を狙って歩いてんのね、なぜ?潮が引いたら、平らなリーフが顔を出す、うんでその上はかっ飛ばせるっつー訳。それを利用して早めに目的地へ行く予定。俺も時間をかければ体は楽だけど早く釣りがしたいからしょうがないw

「ではのちほど~」と別れる。潮が引き始めたのでバッタバタとリーフの上を歩く。

ほぼ競歩で数時間、とある場所まで行くとリーフがなくなり深〜い海が切れ込み、陸側が高〜い崖に行く手を拒まれる。

泳ぐか、手前から山に入って巻くか、崖を登るか、の三択。崖を登る人もいるみたいだけど俺はそれ拒否。

高所恐怖系、だって三階位の高さあるんだもん。はい巻きます。

この入山ポイントが分かりづらいんだけど今回は一発で発見(前回は30分ほど彷徨った)。

数日後に現地合流する仲間が入山ポイントをすぐわかるように、大きな岩の上にぶっとい流木を目印になるように置いとく。


ここで時間をロスするのはもったいない。なぜならド干潮の前後2時間位だけがリーフの上をかっ飛ばせる時間、その他の時間は背丈よりも高い岩や石の上、足のハマる砂の上を歩かなきゃならない。潮の引いたリーフの上はそれらの倍のスピードで、しかも半分の体力で歩ける。引いている時間は無駄に使えないんだよね、楽したければね。まぁリーフの上だって楽じゃないけど……。


この巻道を抜けるのに30〜40分はかかる、山を抜け海に出てから目的地までの間に2箇所ほどめんどくさい場所がある。潮が満ちてるとクライミング的なのしなきゃいけない場所。できれば岩にはぶら下がりたくはない、一人だし、落ちたら……だしね。

今はド干潮を過ぎ潮がそろそろ満ち始める頃、「早く行かなきゃ……」ハーフパンツなもんだからモンベルのレッグウォーマー、グローブに長袖の装備にして、いっそげー!と人が山に入るのを拒むかのように生えるトゲトゲのアダン(南国特有の植物)をガサガサ、イタタタとやりながら山へ突っ込む。

何回も来ているので迷うことはないんだけど、知らないと簡単にロストできちゃう。

木を掴んだり、クワズイモの茎掴んだりして急斜面を登る。

暑くはないのに登りで汗ビッチョ、息も切れ切れ。

波の音が遠くなり稜線へ。

風が吹き抜け気持ちがいい。

視界は木だらけだけどw

そんで体は泥だらけだけどw


イノシシのヌタ場を抜けて大木に会い、抱きつく。

ここ来ると毎回抱きついちゃう。

俺的に木は偉大で崇高な生き物なんだよね。

文句も言わず鳥や虫や人に与えるだけ与えて、ただそこに生きる木達。

ありがとう。

いきなりマッパってはじめに言ったけど、ヘリコプターで行くわけじゃないから一気に全部脱がされるわけじゃなくて、短時間でぱぱっ!って脱がされるのね、ここでまず1、2枚脱がされるんだよね、服。

「いやんっ、電気は消して… 」w

少し進むと下りに。谷筋を降りる形になるんだけど、今まで何回も来ててここに水があったことはなかったのに、ここ数日の雨のせいでしっかりと水が流れている=滑る。

2度ほどコケそうになる。

ヤッベー、予想より時間がかかっちまった。

案の定、海に出ると潮が上げ始めちゃてんじゃん!まーじーかー!

まあ最悪危険箇所は泳げばいいし(1mmも岩登ろうとしないw)とか思いながらもめんどくさいのは避けたいからサッサと半パンにもどしてスネの深さのリーフの上をザバッ、ザバッっと歩き始める。


今回はほぼ防水で有名なバックパックHMGのポーターを使用。でもね俺のポーター北海道のガチ藪で小さな穴が開いてるんだよね、ダクトテープ張ってるけど剥がれかけたそれってつまり非防水w

防水素材の中が濡れるのは一番たちが悪い、ゴアの靴で渡渉するようなもの。

一生乾かないやーつ。

だからなるべく泳ぎたくないんだよね。

用意周到な俺はバックパックの中でも防水しているけど……。


一つ目の難所が見えてきたけど、これまでの疲労で足がいうことを聞いてくんない。

モモの付け根が痛い。

しかも雨が……この雨で岩の上を歩くのがもっと大変になったのが確定、濡れると滑るんだよね、岩。

「足!動け!ぼーーけーーっ! 甘えてんじゃねー!」

ザバッザバッっと行けてたのが嘘だったかのようにノソノソと進む。

もはや脚で水を割く音は聞こえない。


一つ目の難所をどうにか通過。

二つ目の難所が遠ーーくに見えるが足が進まない。

水の抵抗と疲労のせいで足が進まない。しまいにゃ足首に違和感、モモの付け根はさらに痛みが……

波がくるとボロボロの足では踏ん張りきれず何度かよろける……

バカ足!動け!うーごーけーっ!

やっべー!

潮が……潮が満ちてきちゃったよ……。

ヒザまで満ちてきたけどこのボロ足で濡れた岩を降りたり登ったりしながら歩くのは辛い、ゆっくりとでも水の中の方がましと判断。

秒だけ休憩を時折入れながらノソノソと歩く。


時と場合によるけどさ「早くそこを抜ける事が一番の安全なテクニック」ってことあると思ってんのね俺。

がけ崩れが多い所をノソノソ歩いてるのとササって抜けるのとの差、危険な所に滞在する時間の長さの違いね。

その「早く抜ける」ための体力が少し前より落ちてきたかも……


無理かと思ったけど、足を止めなきゃ進むもんですな。

二つ目の難所もどうにか波のこないタイミングを狙って(波にはリズムがある)腹まで浸かって抜けられた。

この難所の先は陸を行く、少しだけ岩の上を歩けばいいだけ、ほぼ着いたようなもの。

うん、よかったよかった。

そんで難所のすぐ近くには水場がある!

さらに秘密の桑の実がなってるはず!

甘酸っぱくて美味しい実がなってるはず!

はーーい、実が1つもありません…鳥に食われたのか?時期?人?

水で我慢しますよ、はいはい。

ここで一服、何時間か歩いたけどはじめてまともな休憩。あとはダラダラ歩いても目的地まで30分位、しっかり休む。

てか動きたくない、もう歩きたくないわぁ。

この先もっと強く降るであろう雨、その中でシェルター張ることを想像したらやっと重い腰があがった。えっこらしょ、とぼとぼ。


到着。ここから裸足生活。

靴なんていらねーぜっ!

靴を脱ぐとここで普段の生活で無駄に着ていた服がすべて脱がされる。

「電気…消して…」はいはいw

もうさ、すでに心地いい。

仕事、老後、世間体、請求書、遠慮、読まなきゃいけない空気、ファッション、ネット上で文句をいうことによって自己肯定してるクソ、経済という病気にかかってるのを知らない輩、Googleで調べた知識を偉そうにしゃべるアホ、バカ、こんな事や者から身を守る為に着てる服が脱がされる。


この先かなり強い雨の予報。

風向き、潮、波を考慮して波打ち際から離れ岩陰にシェルターをしっかりと立てる。大きめの石にガイライン結んで深く埋める、多分かなりの強風でも耐えられる、はず。

グレートコッシーマウンテンのコッシルシェルターを持ってきたけど、なにせミニマル。まぁそこが大好きで使ってるんだけども。

この先の停滞も視野に入れて居住部分の砂を掘って高さを確保、砂だからこそできる芸当。

うーーーん快適快適!

これで数日雨が続いたって快適に停滞できるぞ。


家ができたら一服して、雨の中我慢ができずにかっぱ着て竿を振る。

フードに当たる雨音と竿を振る音、波音、要らぬ服を脱いだ自分。


雨が強くなる中釣れたのは

ニセクロホシフエダイ?イッテンフエダイ?ヤマトビーだったら線入ってるよね?よくわからんがこの黒い点付いてる奴のどれかはシガテラ毒の可能性があるってだけ知ってるんだけど、どれだっけ??

そういうのは食べない。

基本的に俺の自然遊びでの判断は「やべーと思ったらやめておく」それは「オナラなのか、実なのかわからない時」と同じw


雨に心折られて終了 チーン。

さらに砂に埋もれた石を足の小指で蹴飛ばす……。

靴いるね…意地でもはかねーけど、裸足の心地良さ圧勝。

濡れた服を脱いで乾いた服に着替えて屋根下へ。


オカズが獲れなかったのでラーメン、小石で作ったストーブにエスビット一欠片で物悲しくラーメン。オカズ獲れてもどうせ薪は濡れているし調理はしづらいと自分に言い訳(泣)


暗くなるまではまだ時間があるなぁ、暇だなぁ。

布切れの屋根をひっぱたく音が激しくなる、風がそこまで強くないのが唯一の救い。

出入り口から雨が入るので傘を広げて塞ぐ。

張った場所、掘った床、傘、行動タイミング、うーん、完璧!自画自賛!


暇だから持ってきたラジオを試すと理解不能な外国語しか聞こえてこない、なるほどなるほど、電源を切る。

雑音がなくなると相変わらずの雨音。

屋根がバタバタうるせー!

口に水を入れてその上にスピリタスを注いで混ぜて飲む。

はい、味もクソもねぇただのアルコールです。酒の弱い俺には少量で寝付けるただのアルコールですわ。

いつもワインでも持って行こうかなとか思うけど、燃料にもできるスピリタスを選んでしまう……次はワイン持ってこよう……かな。

ガチな自然遊びにオシャレとグルメを持ち込むんじゃねぇ!!とかたまに言っちゃうくせに…俺w


横になる。

寝床はうっすいマットにBorah Gearのビビィ、寝袋はハイランドデザインズのミニモキルト。

ビビィの布切れをかぶるだけで丁度いい温度、寝袋は枕になってしまった。

目を閉じると雨音が強調される、そう大雨警報出てるんだよね。

この雨でいくつかある帰る道も渡渉できないとかツルッツルで危ないとかで通れないだろうなぁ。急に隔離された感、いやいや感覚じゃなくてほんとに隔離されてるんだよw辺境の地に一人で。

濁ってるけど真水、食料も沢山あるから全然平気だけど、この感覚を目を閉じて噛みしめる。年に数回この感覚は味わいたい。


スピリタスが効いて、いつのまにか眠りに落ちる。

翌朝。

見たことない所に川ができていたり、見たことない所に大きな滝ができていたり……。

そう、大雨警報は引き続き出ております……。

コーヒー入れてまずは一服。

雨が土砂を海へと運び激濁り、茶色い海。

まてよ!?土砂に混じって餌となる小魚やエビなんかも流れているはず!それを狙って魚が回ってきているかも!!と、コーヒーも飲みきらずに慌てて雨の中竿を振るが反応なし、問題なし。

雨の釣りはほぼ修行、辛くなり背中を丸めてお家へ帰り、浮かんでる虫をどかして冷めきったコーヒーをすする。


竿達は外に出しっぱなしにして、雨で塩を流す。


潮の引いた時間帯にリーフの際まで行って釣りをしようかと考えていたが雨はやまず……引きこもる。


もう一度ラジオを試す、短波を探ると雑音の中から日本語が聞こえてきた。

しばらく聞いてたけど雑音にイラつき電源を切りジップロックに入れて「もう使わねーよ!」と荷物の底の方に突っ込む。

次回の装備からは外れました、ラジオ。


小雨の夕まずめも魚の反応なし、問題なし。

へいへい、わかりましたよ、寝ますよ。

この前追い越した人はこないみたいだ、多分雨がすごかったのでどこかで停滞してるのだろう。


翌日。

濁りもだいぶとれた。

そして快晴!待ってました、太陽!

朝からなんか生命感を感じる、釣り人の本能。

その勘は当たり魚が寄ってきているみたいだ。

ダツ、ミーバイ、アミメフエダイ、オニヒラアジなどなど。

目的はGT(ロウニンアジ)なんだけど、まずはとりあえずなんか釣りたいからって無敵なルアーD-contactを投げちゃう。これ↓


貫通ワイヤーで作ってくれないかな〜SMITHさん……。

このルアーがあればとりあえずのオカズは釣れる、まちがいない。

で、このルアーを使うと言うことはその釣りはオカズを獲りにいってる側の釣りなんだな、つまりは狩猟採集。狩猟採集の釣りと、狙って獲りたい獲物を釣る釣りとでは少しちがうんだよね。

狩猟採集も狙って獲る釣りも本当はどちらかに集中して時間をたくさん使わないと成り立たないんだ。なのにおれは両方をここでやりたいんだな、欲張って……。

狩猟採集の生活には時間がかかる、草さがしたり、貝探したり、とったものの下処理したりなんだり。

そんで狙った魚を釣るにはやはり時間がかかる、潮に合わせた釣り方したり、移動したりなんだり。

どこかでちゃんとバランスをとろう、そうしないと両方中途半端になるかもなぁ……。

そんなんは置いといてとにかくまずは何かしら釣りたいという欲望もあるから、

釣れちゃうD-con投げちゃう♪気付くといつもそーしちゃう♪ぷちょへんざ。


今回は今までここで釣ってきた魚よりも少しだけ大きいGT(ロウニンアジ)が獲りたいんだよね、今までのこの↓サイズの魚ではなく

こんな風にフックを伸ばしてしまうやつが獲りたいんだなぁ、しかもGTを。


GTを専門にやる人から見たら「え?そんな小さいルアー?そんなタックル?」と思うかもしれないけど、ここに通った結果、ベイトが小さいのか反応を見せるのは120mm〜130mmのおとなしめの表層系、またはシンキングペンシルかミノー。

オカズ獲りには100mm以下の不規則ジャーク系ミノー。

竿とリールはそれらを投げられる中でできる限り強いもの。

ここまで話したからタックル(釣り道具)の話を。

今回のタックルは


竿

海外シマノのS.T.C Powergame-Boat 2520

5本継、8ftで120gまで投げられる。

もうひとつの付属の穂先に変えて4本継にすると竿は短くなるけど300gまで投げられる、というかジギング用かな。


ツララ ポルタメント 73 イヌクシュク 

4本継、グラスが入っているので粘る。リフト力は弱いけど勝負に時間をかければ色々な魚が獲れる万能竿。曲げて獲る竿。

両方共コンパクトに持ち運べる。


リール

シマノにつけるのは Penn Spinfisher Ⅵ 5500 スピンフィッシャーの最新作。

PE4号が300m弱 リーダーは100lb ナイロン。

はじめは軽量化考えてもう一つの方のリールひとつでいいかな?とか思っていたけど、準備段階で釣りの師匠の言葉を思い出して購入。

その言葉「魚に誠実に」この言葉はいつも俺の胸にぶっ刺さる。意味が多様だし、深い。

舐めて釣るなとか、

準備は完璧にとか、

同じ生き物として同等の命の重さとか、

殺して食べるなら感謝をとか、

魚の欲求に誠実にとか、

獲るのに必要な道具の強さを、とかとか。

GT釣りは一般的に船からでかいルアーを投げる、PE5〜8号を300m巻けるリールが必要。だけどここでの釣りはルアーがでかいと魚が反応しないんだよね、だから小さくて軽いルアーを使う、強靭すぎるタックルでは全く飛距離がでないから釣り自体が成立しない。

そんな中ではじめに選んだのはPE3号を300m巻ける次に紹介しているリールだったけど「魚に誠実に」が引っかかりもう1段階だけ強くした。


ツララにつけるのは Penn SlamerⅢ4500 PE3号が300m リーダーは80lb フロロ。


糸の結束はFGノット。ルアー結束は漁師結びで溶接リング&スプリットリング。


ルアーは上から

タックルハウス ブリット120

タックルハウス フィードポッパー120

ジャンプライズ 飛びキング105HS

そんで今はあんまし買えない

ブリッジ チャムトゥイッチャー 120と90


メインはこのあたり。


では話に戻りまーす。

早朝、なかなかの引きを楽しませてくれた軽く60cmを超えるオニヒラをあげた後一服。

その後事件は起きる……。

静かな雰囲気になった海に1投、2投目。

アクションをつけてルアーを引いていると、

「ドーン!」いきなりのどーんっ!

「じーーーーーーーーーーっ!」ドラグが出されていく、勢い良く。

「そう!君!君を獲りに来たんだよ俺は!」

一瞬にして体温が上昇した気がする。

前回はこの果てしなく高速で出る糸とドラグ音に焦ってハンドドラグをかけてしまいばらしてしまったんだ。


「じーーーーーーーーーーっ!」

かかったタックルはツララの方、少し弱いけど意味なく自信があった、そんで今回は少しだけ落ち着いている。

「いいよー走りたいなら走りな、そっちは障害物ないし」

少しドラグを締める。

テンションかけつつ耐えているとドラグの鳴く音が止む。

ゆうに100m以上は出された。

ポンピング(竿をゆっくりと立て、戻すときにリールを巻く動作)をしながら少しずつ寄せにかかるが良くも悪くも竿が魚の力も俺の巻く力も吸収していしまい、一回のポンピングでリールが一回転巻き取れない。このリールは一回転で約100cmほど糸が巻ける、竿を立てるたびにどれだけ寄ったか計算しちゃう。

でも大丈夫、「これ獲れる、俺獲れる!」

もう一回ポンピングするとまた少し走りだす。

「じっ、じじーーーっ」

あぁ巻いた糸が虚しく出されてしまう。

まじか…獲るまでにこれを何回やるの?

ゆっくりとテンションを強めにかけると止まった。

ピンと張った糸が風を切る音しか耳に入ってこない、集中している。

今おれは探し求めた獲物とこの糸で繋がってる!

今度は右にゆっくりと魚は動き出した。

「そっちへはいくなーーー!リーフがある!」

少し強引に止める。

よしっ!と、もう一回ポンピング、巻ける量が少しだけ増え主導権がこっちに変わった。

ここから焦らず、少しだけ強引にいくぞーっ!絶対に獲るっ!!


「スンッ……」


ん?!?……

手応えがなくなる……バレた。

波の音が耳に入る。

集中が切れた。

気がつくと砂にめり込む裸足が少し震えている、興奮していた。

ため息ですべてが元の世界に戻った。

その後、海は何事もなかったかのようにスティーブン・セガール、うん、沈黙。

獲物は逃げおおせた。

残ったのはチャンスは朝の満潮付近の回遊という経験だけ。


頭でも冷やすかな、と服を脱ぎ全裸に。

そんで海に飛び込む。

これもしたいことの1つ、全裸スイム。

ヌーディストビーチだとかには興味はない、ただ一対一で自然に抱かれたいっつーだけ。

マッパで誰もいない海に浮かんだことある人、誰もいない山のピークでマッパになったことある人どんだけいるのかなあぁ?

すげー心地いいんだよね、地球に抱かれてる感、解放。

誰もいない大自然にマッパおじさん一人。

一対一の対話、魚とも、海とも、自然との対話。

これらがしたくて俺はここに来てるんだなぁ。

心と体を裸に。

肌は最高と感じつつも、頭は逃げられた悔しさであふれる。くっそぅ…


潮が引くまでのんびりと濡れたモノを干したり、茶したり。太陽さまさま。


潮が引き始めたらリーフの上から釣りをする。

「まだ波があるなぁ」

たまに来る大きな波(サーフィンで言う所のセット波)は腰まで浸かっちゃう。正面から波を受けるともっていかれそうになる、踏ん張って波を斜めとか横から受ける。

やはりリーフのエッジからの釣りは難しい、いろいろな事に気をめぐらさないといけない。エッジからの切れ込みや穴、足を滑らせ落っこちてしまったら最悪ハマって抜けられなくなって溺死もありえる。

キャスティングや取り込み時以外にも常に波を見ながら対応しなきゃなんない。波にあわせてどこからどの感じで獲物を取り込むのかを頭に描いておかないといけない。

釣りの最中は力のかけられる足元、取り込むときはステップをどこに置くのか、どの方向にどう歩むのか、などなど想定と複数の事を一度に注意していないといけない。

でかいの掛かったらヤバイもんね、海の釣りは魚のサイズを選べない。

やっぱりリーフエッジの釣りは難しい。だからこそこの釣りには夢があるんだなぁ。


そろそろ合流する仲間が着く頃かと思い、釣りをしながら来るであろう方角をたまに見る。

すげー遠くで数羽の鳥が岩陰からあわてて飛び立つのが見えた。

「あ、多分来たな」

その30分後仲間と合流、潮が上げちゃうので挨拶もそこそこに夕方まで釣り。

途中で竿をしまい仲間が釣りをしてる間に貝を採集、今宵のオカズは貝w

日が暮れる頃ボラが釣れてびっくり、ボラいるんだね。後で聞いたんだけどここらのボラはうまいんだってさ、水が綺麗だからなんだろうなぁ、リリースしちゃったよ…

 

雲がなくなり空には無数の星が。

流れ星もたまに見える。

一人で遊ぶのも最高だけど、仲間と時間を共有する遊びも最高だよね。

一対一の対話は十分楽しんだのでここからまた違う楽しみを食べ尽くす。

いやーとにかく晴れって最高!!



翌日。

早朝、仲間の竿が大きくしなりオニヒラがあがる。

チャンスタイム終了後そいつをいただく。

にんにく醤油のヅケが最&高。

刺身、それと真水に海水少し足してマース煮。

しーかーも!仲間が土産にビールをもってきてくれたとのこと、それは沢に沈めてあるというじゃない!

早速ビールを取りに行く。

「今飲まずに、いつ飲むのだ!!」巨神兵の如く突然現れたありがたきビールとともに獲物をいただく。

荷物重くなるのに持ってきてくれて……マジありがとう!

最高の食事。

最高の昼寝。

頭隠して……w

日差しがやばい、汗だくで起きた。

もちろんそのまま海に飛び込み汗流すw


干潮を待って潮の引いたリーフに立ち込んで釣るもノーフィッシュ

だいぶ波も落ち着いたけどノーフィッシュ


暑すぎる、春なのに真夏だなこりゃ。

水量の少なくなった沢に寝転び洗体、洗濯、冷却。もちろん石鹸なんて使わないからたいしてきれいにはならないけど、真水のさっぱり感はやっぱり違うよね。

いつのまにか前に追い越した人は到着したらしい、お互い見えないくらい距離感を保ってくれた。この自立感が心地いい。


翌日。

この朝が最後のチャンス。今日、昼の干潮にあわせて帰路につく。


ルアーをキャストし続けるも反応がない、疲れたので一休みしながら水面を見ていると前方に違和感。「んん?」水面が少しだけもじった。

怪しかったので、進行方向と勝手に予測した先にキャスト!

フローティングペンシルでダイビングさしてダイビング〜♪


「バシュッ!!!」

水面に水柱!

「食った!」

やはり魚だったんだ、目が良くて良かった。

糸は出されるがそんなに大きくはない感じ、またオニヒラかな?とか思いながらオカズを獲ってる感覚の余裕、なぜなら強い方のタックルを使っているから。

一瞬ドラグを出されるがすんなりと寄ってくる。

打ち寄せる波に合わせ強引に上陸させようとするがここでなかなかの抵抗を見せる、近くなので盛り上がる波の水中がよく見える。もう一匹同じ位のサイズの魚が獲物の近くにいたのが見えた、「おいっ!どうした?おまえどうした?」と慌てた感じに。

4度目の波に乗って無事上陸!

んんん?おでこが出っ張ってるし、エラの上の白い部分がない!!

なんとGT、小さいけどもGT。

うひょーーーう!!やったぜ!!

写真もそこそこにすぐに海につけると、元気に帰っていった。


今回はこれで裸足生活も終わり。

ありがとうGT!

コップンカー!大自然!あっ…

またここへ戻ってきタイ!あっ…w


靴をはくと急に現実に戻される

夢の中にいたのかもなぁ


さてさて、また服を着ますかな…


2020年11月1日日曜日

引っ越し

 どうも、どうってことヌーです。

ヌんくるヌいさー、なヌーです。


ということで、沖縄へ引っ越してきて約三週間が過ぎました。






ここ10年の悩み(仕事どうしようか)に決着をつけたくて決心した結果の沖縄です。

モズク養殖と釣り、できたら潜りも、の漁師になるべく知ってる人たちがいる沖縄へ引っ越してきた。

当初はメインにしたいモズクの親方も決まってる訳もないのに来たけど、数日前無事に親方の下につくことができることになった。しかも相当の「やる人」。

エキスパートを目指し頑張ります!

決まったとたんに物事が進み始め、ウェットスーツの採寸やらなんやら。


と同時に引っ越した家は大家さんと工事しながら住んでいるw

軽めの掃除して、クロス剥がして貼って。住む部屋をまずは終わらし。



住んでからは土工、ペンキ屋、左官屋、電気屋、タイル屋、防水屋をやるw 










来週は大工さんするw


まだまだ落ち着いてないし、大変だけど少しずつやっていこうかね。 

近所のご挨拶も最近済んで、こっちきてから初めてのサーフィンもできた。

明日もやるかなサーフィンw



明日は車検出して、家の工事して、などなど忙しくなりそうw

もはや何屋かわからんけど、海人目指して頑張ります。

昼間はまだTシャツの沖縄だけど、SNSで見る皆の秋の山投稿にすでに山が恋しいなぁ、しゃーない!選んだのだから!しゃーない!

数年後には毎年北海道行って、海外も行ってやる!!!!!!


色々な人達に助けられ出会い、なんだか人生がまた急に動き出した。ありがたい、感謝しかない。と、これからお世話になる漁協にて思う。



歩きます、歩いていくしかねぇ、

時には少し止まりながら(歩の漢字通りw)上を目指す!!

この上とは世間の、人様の決めた上ではなく、自分の決めた上。

人様の物差しは使っちゃぁいかんのです。世間なんて偶像虚像なんです。あ、どうでもいい話にそれちまったw


ということでね、なにやらまあまあ元気でやってます!のただの報告でしたとさ。




2020年8月18日火曜日

北へ

 急遽休みができたので釣り仲間と北海道釣り旅。

本当は世間が休み中に仕事したい…


飛行機どーん、千歳からレンタカー。

札幌の外れのモンベルで熊スプレーを買う、ビビりな俺は丸腰ではいやなの…飛行機に乗せられない熊スプレー問題毎回勃発。クロネコで送るか、また買うか・・・の


つって日高山脈へ。

とある所へ行きたかったけど林道壊れてて行けない、山超えてムリリアントクリーン行こうとすると片道だけで2日かかるとか?下準備の時間もないし、知ってるところいくか…つーことでペテガリ山荘付近へ行くことにした。


つって、ダイレクトin神威山荘。


だれもいない、お盆なのに。

結局行きも帰りも飛行機空いてたしね。

荷物を山荘にデポして早速釣る。

一匹ずつオカズ釣って、すぐやめる、日が落ちちゃうしね。

うんで食べる。





裏川ですぐ釣れるこの別荘最高!俺のじゃないけど。

でもね大事な大事な醤油とワサビを忘れる、なんたる失態。。。

塩で食べる。

うん、北海道きたね。

山荘で就寝。

翌日、ペテガリ山荘目指して歩く。

早速の渡渉、ん?少し増水してんな…

翌日の夜から次の朝まで雨予報、川の増水がこの先気になる所。

日高の川はすぐ増水するから停滞用に食料多めが俺の基本なんだけど、日程食われるのがしょうがないけど嫌。


ちっさい沢を上がりちっさい沢降りる、ヒグマのウンコがチラホラと。

小さい個体かね?


ペテガリ山荘へ

ここ大好き。ペテガリの山はアップダウン多いからあんまし好きではないけど…w

出会った人達は皆ペテガリ登って帰ってくる人たちばかり、小屋には誰もいない。

さっそく釣る。



こっちの魚の方がうまそうだ、 水もいくらか神威山荘付近よりも冷たい。

川では40cm弱のアメマスを俺が、40cm強のニジマスを連れが。

それ以下は無限、地元の一年分釣るw

ダム湖への流入口を攻めるが大きいのは釣れない、いないのか?

その川を少しだけ遡上。こちらの川は水圧強め、渡渉危なめ。

掛かった20cmちょいのニジマスをおってイナダ見てぇーなでケーのが追ってくる!

まるごと食って針にかかれ!

かからーずw

遊んでるのか?親なのか?なんなのか?だれか魚語教えてくれ。

ニジマスをリリースしもう一投、

またも小型が、そしてまたイナダ見てぇのが!食え!

くわーずw

一番デカイミノー投げてトゥイッチいれまくって暴れさすがイナダみてぇーなやつは出~ず~

一番最初にこれしてたらでたのか?一投目でやつの目の前通さなきゃかだよなどっちにしろ。

まあどうせこれじゃないんだよなぁ釣り方…多分。

もはや迷宮入り。

その後は安定の沈黙。

魚語教えて。

アメがポツリ、山荘に戻ると親父さんが1人。とても優しそうだが話をすると札幌の山岳会の人で日高も全山縦走(積雪、残雪期)してるとのこと

強者ばかりですな…この山域。

親父さんの仲間は襟裳岬から宗谷岬までやったらしい、ぎょぎょぎょ!ぱねぇ

明日ペテガリやるとのこと、天候が気になる、親父さんも俺らも。

小屋に着いてからからずーっと雨、本降りの。

朝雨も弱くなったので、ダラダラしてから竿持って川の様子を見に行く、と言う名の釣り。

うん、増水。

少しだけ濁りが入り釣れそうだが、たびたびする途渉がやべぇ。

ちゃんとこけて、ちゃんと濡れる僕。

まだ行っていない山荘から近いダムへの流入口へ。


まーくーわいこー(熊怖い)




小型しか釣れない…20cmちょいから35cm位が多い。

途中河原歩いてたらトロッコの残骸を見つけた、そのあたりで連れが鼻歌を歌いだす。

少したって聞いたら歌ってないよと… 

声が可愛すぎだよな(女の子ぽい)とは思っていたが… 

鼻歌わいこー(鼻歌怖い)

お盆だし…


釣りは諦めて山荘へ

山荘戻ったらまた雨…予報では朝方までだったのに

車止めた所の前の川がすぐに増水するので帰りに渡れるのか心配、最悪車を目の前にしてビバークwもはや笑うしかないが、行って目で確かめるしか方法はなく、パッキングを始める。

そう、川の状況あんまし良くなく(増水で釣り辛い)まぁ逆に言えば餌沢山流れてるからスイッチ入ってて釣れるんだろうけど、見た感じの諸々の判断でやめといた。

林道をダラダラ歩いて鞍超えの為山に突入。サクッと登ってサクッと下る、虫がはんぱねぇ。爪でぐいっとやんないと潰れないタフなやつで、ダニに感じが似てるんだけど羽がついてて飛ぶ良くわからんやつが、ぱねぇ。あの虫なに?メマトイも多い。

そんなんしてたら車の前の川へ。

うん!渡れる!神様ありがとうございますm(_ _)m

あー、よかった。まじ。

釣りを止めて山荘に着くと雨が本降りとか、初日からの突っ込み具合とか、増水なしで帰れたとか、なんかいい感じの流れではある。


とりあえず町へ、四時間ちょいのドライブ。

途中、橋を渡る時に川を見ると、いくつもの沢が差し込み大きな流れとなった下流の水はカフェオレ色、霧、増水。

そんな川を渡るツノの立派なオスジカひとり、神々しいな君、ほぼジブリ。

真っ暗と霧の国道は車線の端を示す北海道ならではの道路の上にある印に助けられながら視界の悪いなかどうにか夜9時半に宿へ。

もうなんもできん、はやく横になりたい…けど眠い目をシコり、お洗濯、シャワー。

翌日

帯広の釣り道具屋でルアーを買ってそのまま北上

朱鞠内湖へ。

山歩こうかと思ったけど予報より天気が悪いのと、やる気が足りない為山は諦めて釣りを選んだ。


時期ではないらしいが釣れてる人は釣れてるらしいのでイトウを狙いに。

北海道らしい道をひたすらドライブ。

山に入り高度を上げて、車の窓を開けると気持ちいい。

あぁ、この関東との湿度と温度の差よ。素敵♪

登ろうとしていた山には雲がかかっている、やめて正解か?

朱鞠内湖のキャンプ場に午後3時前に着く。手漕ぎボートを五時半まで借りてとりあえずやるもウグイしか釣れねぇw

ボートを返して、オカッパリ(陸からの釣り)、漁協の人?が丁寧にポイントを教えてくれたのでそこへ。

湖への流れ込み。


生命感はある…けど釣れない。

日が沈む。

これ、イトウ釣った人が写真撮る為に作ったっぽいよね?いるにはいるぽい・・・

でーもー、オカッパリでこの時期釣れる確率は0.1%らしい(笑)

とにかく水温の低いとこじゃないと駄目らしい…

今回幕出すのが雨とかで面倒で山小屋(無人)使ったんで、ここで初キャンプ。ちなみ600円、安!

暗闇の中シェルターを張る。

翌日

はい、結露パーリーw

 めんどくさいのでシェルター張りっぱなしで釣りへ。自動で乾け!


手漕ぎボートとエレキ(電気の推進機)を借りトローリング。仕掛けもってないからオモリを付けて、その後ろに糸ヒトヒロ位つけてそこにルアー。

はい、雑。

たまにキャスティング。

はい、ウグイ。

そしてトローリング。 

はい、クルージング。

良くあるパターン、何も起きないやつ。

長い岬と岬に挟まれた入江に入ると人工物が視界から無くなる。

左右の湖畔はなだらかでビーチのよう、その後ろは草、その後ろに白樺の森、その奥にはなだらかで低い山が広がり、そのさらに奥には小高い山、空は青く、雲は自由、適度な湿度。

オジロワシらしき鳥が旋回している。

湖畔に立つ木々の葉が風に揺れサラサラと音を出す。

ここでハンモック張って人間を少しやめたい…絶対最高。張っていいのか、知らんけど。

途中向かい風が強くなったし残りのバッテリーも少ない。あんまし進まなくなったのでオールで漕ぎながらエレキ、風嫌い。この湖はデカイから向かい風の中遠くから手濃ぎで帰ってくるのはヤバい。最悪進まない。自然は簡単にやっつけてくれる、人間を。辛い思いしたくないから頑張って一気に安全地帯まで戻る。上陸。

はぁ、片付けるか。。パッキングすっか。。




つって、クルージングで終わった海外みてぇーな朱鞠内湖を後に千歳へ。


弾丸5日は短い…(笑)

北海道らしいウニやら蟹やらいくらやら、なんやら食ってないや 


色々教えてくれた山小屋で会った親父さん、ハヤトさん、丁寧に教えてくれた朱鞠内湖の漁協の人?山、川、魚、北海道の大自然、あざした~m(_ _)m


しょうがヌー、酷暑へ戻るかね。。。

次はも少し山絡めるかね。





2020年7月7日火曜日

南へ

3月終わりあたりにいく予定だった南の島釣り旅、コロナの為に中止した。そして県を跨ぐ移動の自粛も解除されたのでいざ島へ!

島に着くと曇り時々雨、地元より暑いがその差は大きくはない。

浜を目的地へ向かい歩く。暑いんだろうなぁと思っていたけど、曇ってて歩ける、全然歩ける。
潮が引き、むき出しになり歩きやすい平らなリーフの上を気持ちよく歩く。片側は山、もう片側は大海原。
とある浜には海ガメの足跡だらけ、産卵だね。
5mごとに足跡が何十とある。カメの力強さよ。

途中にある行く手を阻む難所を巻く山道への入り口を発見。
グローブにレッグカバーを装着して突入。トゲトゲ痛タタタなアダンをかわし入るがあれ?こんな藪藪だったっけ?バックパックの横に付けてる釣竿が蔦に何回も引っ掛かる。ん?夏だから藪が育ってるんかな?!と進むが藪過ぎて通れない、バックパックはずしたり、擦りむいたり…
いやこれちがうな! 
もう一回少しもどって…と三回ほど挑むも行き止まる。だめだ…藪が凄すぎる…諦めよう、こんなことしてたら潮が満ちてきて歩くの辛くなる…引き返して水場のある浜で過ごして、もうそこで諦めよう。と決断して浜に降りる。
すると5mほど先にテープが…こっちかよ!ほんとの入り口発見。
うーん、行くか?やめるか?
よし、行こう。間に合う!俺なら!the 勘違いw
アダンをかき分け中に入る。
そうそう!ここ、ここ!見たことある景色を歩くが30分ほどロスしたので潮があげちゃうから焦る。がここまでの疲労と暑さの為に一歩が出ない、何度も何度も諦めかけるがどうにか尾根に出る。手前の浜で1泊すればいいのにね…なぜか自分をプッシュしてしまうダメな癖…そろそろ覚えようね、無理しないことw
山中では割るとイチジクみたいな実や特大ヤシガニを発見。

目的地までこのでかくて重いヤシガニは持って行けない…くそ、食いたいぜぇw
どうにか山を抜け目的地に到着するも、水場でしばらく白目。
今日はもう何もする気がしない、日陰を探して寝る。家も建てずに寝る。

日が落ちかけやっと重い腰を上げて屋根作る。いつもは風をかわすところを探して張るが今回は風が多方向から当たる所で日中日陰に少しでも入る場所、森の中ではないという条件の場所を探して。
風がないと暑くて寝られない、太陽直だと日中荷物が煮える、森は虫がいる、夏だから。
今回は一応バグネットも張ったけど浜に蚊は一匹もいなかった。

風の当たる場所、高く張り風通し良くした屋根、だのに、疲れてるのに寝付けない夜を過ごして翌朝。
疲れが抜けず、晴れて暑い。
朝一コーヒー、火を使わず水でw
焚き火する気になれない。
飴とゴマクリームサンド的なクッキーみたいので簡単朝飯。
風がここのところずっと吹き付けられていたこの浜はゴミだらけ、海洋に出てたゴミ達が浜に大集合
錆びた冷蔵庫まである!海にも沢山浮いていて浜から投げられるポイントの半分はゴミで釣りができない…
なるほど、なるほど。
竿を無理くり振るが力がでない。 
疲れは残るが「なにしにきたんだ?」と自分に問いかけたら「うん、釣り。」と竿を振る二匹小型のオニヒラアジを釣り上げる、さすがだな、ここ。いつもより一回り大きいルアー投げたけど釣れた。かんけぇねぇーのかなルアー(笑)

捌く元気がない…昼ごはんをリリースする。
日差しが強くなり日陰に避難。
昼寝、日陰が動いて引っ越し、
昼寝、日陰が動いて引っ越しの繰り返し。夏やべぇな…
スコールのような雨が突然ふる、気持ちいいのでそのまま寝てみた。ぬれぬれのヌー。
その時は最高だったけど晴れたら少し蒸れるw

腹がへる。熱いの食べたくないから食べたアルファ米の袋にカップヌードルリフィルを入れ水を注ぐ、はい出来上がり。水ヌードル、水曜日に脱ぐアイドルじゃないよ。食べられるのは元々の味のクオリティのおかげw
潮が引きはじめたので大物用タックルを持ちリーフの上に立つ。
大きなハタ系が飛び出してくるが食わず…カスミアジが追っかけてくるが食わず…
目の前を俺と同じ位の大きさのサメが悠々と泳ぐ、やめるかな…暑くてやる気が沸かない。
帰りにシャコ貝発見、バールくれw 発見して食わず。
日陰に避難、弱いくせに持ってきた泡盛1口飲んで寝る。
日陰が動いて引っ越し、寝る
日陰が動いて引っ越し、寝る。
いよいよ日陰がなくなる…チーン(ToT)
夕方おかず釣るかなぁとか思ってたけど暑くて動きたくない、10円ハゲみたいなのが沢山ある日陰で白目、再び。

翌朝
カメの卵を狙って浜にイノシシがウロウロと、美味そうだなあいつ…
大物狙いは空振り、小物に狙いをかえイロイロと



ん?腰の左が痛い。寝違えたのか?竿を振るのをやめて「あたたたた、駄目だ」と流れ着いた冷蔵庫の上に座り込むこと数回。
なんだ?なんだ?
とりあえずウンコするか、とウンコするとウンコと一緒にオートマチカリーに出るおしっこが赤茶色…血尿。腰の痛み、血尿、ウンコしたい感じ、はぁ、今かよ…
尿路結石。
釣りを止め、水飲んで砂浜の段差を飛び降りる、何度も。
はぁ、今かよ。
日陰を探して横になる。
カラスが近くに寄ってくる。
「いてぇよぉ、助けてくれよぉ」
とカラスに言うが、近くにきて様子を見るだけで助けてはくれないw 死んだら食べる気か?それとも心配してくれてるのか? 
前者だろうな…絶対死なねぇ!w
数時間横になると身体が急に軽くなり、元気が急に出てくる!あれ?落ちたかな?膀胱に石。何回もやってる人は尿路が広がってて落ちやすいとか言う。それか!?いいんだか悪いんだか…
ここまでの元気の無さはこいつが原因だったんだな。
そんなんしてたら潮引いてリーフが顔を出す。
よし!おかず獲ろう!エサ釣りだな。
ヤドカリ天国と言うよりもヤドカリ地獄位いるヤドカリを貝から無理やり出す、ごめんけど。
貝もいくつか取る。エサにするため。
糸と針だけの簡単仕掛けにヤドカリ着けて竿を振る。
くくくんっ!すぐに当たるが合わせが決まらずエサをとられる。
貝をつけるがまったく食わない…
ヤドカリ付けると当たる。
数回合わせに乗らずヤドカリが無くなる…取りに行くと潮あげてきちゃうなぁ…あ、カニにするか。と周りを探すとそこらじゅうにカニw手で獲ろうとするとササッと逃げられる、どうせ潰すからと足で踏むと簡単に獲れる。
カニは手で獲るな、足で踏め。
(ヌー語録)
潰したカニは食いがいい!
早速クチナジを釣り上げる。美味しそうw
おかず獲れたから釣りはやめて捌く。ほんとうは軽く皮あぶると皮美味いんだけど、火を使いたくない、暑いから…刺身からめんどくさくて丼に変化。十分美味。
ありがとうね、エサからいくつかの命。と感謝。



それにしても暑い、気温もだけど日差しがヤバい。半端な日陰でスマホを充電してると「高温の為に充電を停止します」的になる。
夜は満月で明るい、多分釣れるな、やれば釣れるな…やらねぇけど。汁が飲みたいが焚き火はしたくないのでエスビットで簡単にインスタントうどんを。今回初の火。

食いながら考える。
明日戻るかな…身体変だったの治ったけど、ここはなんかあったらヤバい場所だし、帰れる時に帰るかなと超安全判断をくだす、まあ一番の理由は高温の為に浄水器通した水がプラスチックな味がする様になったことなんだけどね、飲まないと熱中症だし飲むと気持ち悪いし。

翌朝
潮に合わせると朝かなり余裕があるので釣りをする、最終日にはいつも何かある。
そう、朝一の一投目の一巻き目、投げたミノーが食われる。
ん?中型のオニヒラかな?位の感じ。それが数秒後一気に走る!ドドドドーッ!強目のドラグを軽々出していく!やべぇ!でけぇ!
よし、気合いをいれ…あれ?外れた…後ろのシングルフックに軽く掛かったんだな…フックアウト…
あぁ少ないチャンスをまんまと逃しましたよ、ちゃんと。
その後は沈黙と言う暗黙の演目。

今回このルアー達しか投げてない、これだけでも良かったのかなぁ?スゲー沢山持ってきたんだけど…軽量化とは程遠い。


さて帰るかな。
帰りは傘無しでは死んだな位な日差し。まずい水一応最低限積んで歩くが飲みたくないのでリーフから山を見て谷地形のところをめがけて陸に行くと水を見つけられて岩からしみでる水を直飲みできた。うん、うまい。
それにしてもリーフの上に残る水が風呂の温度…
俺はもう絶対に夏はここ歩かない! 
絶対に! 
と誓う。
いつもの帰り道が、
いつもの帰り道と同じく感じたんだ。
なげーな、めんどくせーなとw