2018年3月28日水曜日

南へ part2

やっぱり記憶の熱いうちに書こっかな、つって頑張ってみる。
あ、ヌーです。

3/19 
日が上がる前に目が覚める。6時前、「竿を振れ!」と誰かに言われてる気がする。いつもは起きてまずコーヒーなのに一口だけ水を飲んで、薄暗い中竿を振り始める。少し離れたとこにタープを張る相棒はまだ寝ている。ここは少し湾のようになっていて反対側のリーフ近くまで様子をみながらいろいろ試す。うっすらと明るくなりはじめる。
キャンプとは湾を挟んで反対側のリーフとビーチの切れ目で事件は起こった。
水深10mちょいあるかな位のリーフと砂地の切れ目辺りに俺の投げるポッパーが着水。
細か目のアクションでザシュザシュザシュっ♪
イメージは軽めのポッピング+ドッグウォーク、たまに派手めのポップでバシュを織り込む。
「ヌワーンっ」ルアーの後ろがもじる。
次のアクションで水柱が立つ「ザバッ!」
合わせを入れると同時にアホみたいな勢いでドラグが出る!
「やばい・・・これオカズ用の弱いタックルだ・・・」PE2.5 リーダー60lb
ドラグが止まらない。タックルが弱いため弱気になり、魚は弱ることなくどこまでも糸を出して行ってしまうんではないか?と不安になる。
「やばい・・・が、とにかく目の前にあるリーフに糸を擦って切らないようにしよう、よし砂浜へ行くんだ!」っとドラグを少しだけ締めながら砂浜へ走る。
「まじか・・・ぜんぜん止まらない・・ドラグ締めたのに勢いが変わらない・・」
糸はどんどん出ていく。
今まであげてきた50cmや60cmのヒラアジの引きではない、その1.5倍以上はあるんではなかろうか?
スプールに軽く手を当てハンドドラグをかける。
竿は大きく曲がっている。TULALA Portament73s 信頼している竿だがこの魚を相手には弱いか?
「いや、いける!」問題はラインか・・・
そんなことを頭の中で考えてると一定の早いスピードで出ていた糸がさらにスピードを上げた。
「ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」
「やばい・・・」
ラインはまだまだあるが、一気にスピードを上げドラグ音が早くなったことにビックリしてビビってハンドドラグを強くかけてしまう。
「プツッ・・・」
切れた・・・
糸を回収するとノットの結束部から切れたっぽい。
おかず用のラインシステムはオルブライトの変形で結束していた・・・
「まじか・・・あいつルアー持っていってしまった・・・」
「生きられるかな・・?外れて欲しい、ルアー・・・生きててくれ!生きてくれ!ごめん・・・」
釣りあげられなかったことより、獲って食うか、獲ってリリースできなかったことに申し訳無さや後悔や反省で泣きそうになる・・・生きてくれ・・・
ビビってハンドドラグ強くかけたこと、常にFGノットを使用していなかったこと、後悔しかない・・
肩を落としキャンプに戻る。
落ち着くために火を起こし、コーヒーをすする。
相棒が起きてきた。
一部始終を話し
「俺多分あいつが今回のピークで、獲るべき相手だった気がする、魚への申し訳無さと後悔でいっぱいだわ」
相棒が
「今日これから行く所は大物がいるはず、そのための練習と言ってはあれだけど、その魚のおかげで大物がかかっても次は落ち着いてファイトできるんじゃない?」と
コーヒー飲み、朝飯食いながら気持ちを今回の目的の場所での釣りにシフトしていく。
が心のモヤモヤは取れない・・・
目的の釣りへの準備を始める。
もっと強い竿
強いライン
でかいルアー達
軽食と水

潮が引き始めたのを合図にキャンプはそのままにして出発。
行くのに一時間半、リーフの上をキャンプ地に向かい戻りながら釣り1時間強、帰り1時間かなと予想。
まだリーフの上は歩けないので岩を越え越え目的地へと向かう。
途中大きな滝で全身水を浴びる、禊、洗体、モヤモヤ気分消し。
真水はやはり気持ちがいい。
気分が少し良くなった。
ここらへん、と決めていた場所に着くがまだ引きが足らずリーフの上には立てない。
潮がいい感じに引くまでの間に軽食、コンビニで買っておいた小さなマヨネーズを相棒に半分あげて「飲む」w 疲れを感じていたのでこれは効いた、マヨネーズw
軽く食って、一服。
タックルを用意する。FGノットを組むが形に納得いかず、もう一度組む。
「よし、完璧だ。さーかかってこい!」
潮もいい感じに引き釣り始める。膝下位までは下がってきたここからさらにスネくらいまでは下がるだろう。
ここは今までいた場所よりも生命感が強い、足元をカスミアジやウツボなどが逃げていく。
波がある・・・波が来ると腹まで濡れる・・波に持って行かれそうになるのでエッジのギリギリには怖くて立てない。

常に波に注意しながらキャストを続けながらキャンプ地方向にポイントをずらしていく。
でかいポッパーやらペンシルやらミノーを投げるが全く反応がない。
少しサイズを小さくして投げ続ける。
潮が引ききって、止まり、そして上げに入ってからアタリがコツンっと、針にはかからない・・・
ルアーのサイズが小さい方が反応があるようだ、ベイトが小さいのか?120mm-130mmのルアーには反応する。少し移動すると確実なアタリ、そして合わせを!・・・・バレた・・・
実質1時間ちょいやったら潮が上げてリーフのエッジでの釣りはできなくなった・・・・
おわた。はぁ、おわた。

キャンプに戻る。
力が抜けてなんもやる気しねー

夜はオカズも獲らずにありモノで済ます。
はぁ、明日もやりたけど午後から荒れる雨予報。
明日帰るか・・・人里へ。
焚き火しながら二人で反省会。
一口スピリタスやけ酒w
速攻効いてコロンと寝ちゃう。

3/20

またもや「おいっ!竿を振れ」と目が覚める。
そして竿を振る。
一投目にしてヒット。どうやら120mm位の方が釣れるようだ。
あまり大きな魚ではないので寝ぼけながらも気持ちに余裕。
竿は大きく曲がっている。


オニヒラアジ。こいつが今回の最大魚・・・この倍のやつ狙ってたんだけども・・・
その後相棒と釣りしていると相棒が足元を見つめていた。目をやると、なんと!!

昨日持っていかれたルアーが波に打ち上げられていた!!針が伸びまくっていたけど、結束部から切れたリーダーとともに戻ってきた!!
「あぁ、神様ありがとう!あの魚を生かさせて、もっともっと長生きさせてください!ありがとう」
デカイのが釣れるよりも嬉しかった。まじ。

シェルターを片付け、荷造り。
来た道を戻る。
が途中潮が多くて渡れない箇所にぶつかる・・・今まで引いてる時リーフの上を歩いていたから気が付かなかった・・
2階建ての屋根位、俺のキライな怖い高さ・・・
左から巻いて様子を見に行くが裏にはロープがかっているものの信用できないしデカイバックパック背負いながらの降下は危険と判断。荷だけを下ろすロープもない。
「引くまで、釣りする?」とお気楽判断。
相棒に大きなカスミアジのチェイスがあったが俺は小さいミーバイのみw
森側に桑の実を見つけ相棒を呼ぶ。
止まらないフレッシュな食い物(笑)
普段ならいい感じに熟した甘いのが美味しく感じるが、今は酸っぱい少し色の薄いやつがめちゃくちゃ美味しく感じる。うまい、ありがと自然。
そんなんしてたら潮も引き、ジャングル越えて、バッタバッタとかっ飛ばして人里へ。のつもりがもう1つ難所が出てきた、こちらはクラックに手突っ込んでみたりクライミング遊びしながら越える。落ちても海だから怖くない(笑) うんでバッタバターと歩く。
道路についた途端、雨&強風。
傘が裏返る。
ビッショビショの体のまま宿へ。
やさしいねーちゃんの受付を済ませ、速攻風呂。湯船があって助かった。
反省会&晩飯&ビール。
そりゃ寝る。

3/21
レンタカーして、俺達のボスに会いに行くが不在。宿をとり、車で釣り。
ちゃっかり淡水でも釣る。
マングローブジャック小

オオクチユゴイ

これでこの島での釣りはお終い。
島のボスの所で大晩餐会。
こいつが最高美味かった、ここ数年で一番美味い食い物とキンキンっのビール。
あざっす!

3/22~26
相棒と別れ、沖縄本島へ。
キャンプ仲間達と合流。
二人の師匠達に遊んでもらう。
釣りも含め遊びの師匠の船で釣り。
↓こいつはセリに出るw

翌日は釣りと船のもう一人の師匠たちと昼遊びからの健康的夜遊び






 

ここは本当に最高な所、師匠達、仲間、海。今回はまた輪が広がったし。
沢山お世話になりましたみなさんあざっす!
からの観光。たまにはいい、てかすげー楽しかった。場所じゃなく行った相手達がおもろかった。
次は勝連城跡にも遊びに行きまーすっ!

あそこと、本島でおもっきり、歩いて、釣って、食べて、飲んで、笑って、感じてきた。
お腹いっぱい。
遊びすぎて羽田の駐車場で自分の車どこ止めたか忘れて探すこと40分・・・(笑)

顔と足と腕の皮が脱皮中ですがもうバタバタ働いております・・・がまた数日空きそう。
波乗りでもいくかなぁw
















  


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