釣歩大全 ロングトレイルと釣り
ロングトレイルを歩く釣り好きサーファーのブログ
2024年12月10日火曜日
最近
2023年8月18日金曜日
ULと俺
あんなに大好きだったのに
少し嫌いになっちゃうかもしれないよ…夏。
科学者の人、オゾン層の下に人工の何かしらの層をm(_ _)mと人任せ。
あ、ヌーです。
抜きん出る、と言う言葉を聞くと、あー、変な店行ったのかなぁとかって思うヌーです。
汚れています。
もう塩素系も酸素系も効きそうにないです。混ぜたらキケンです。
それはさておき
とにかくさぁ 夏の思い出なんて作れゃぁしないのよこの2年。
やることありすぎて、波乗りも釣りも山も恋もできやしない感じよ。恋は関係ねぇか…
キャンプ場的なの作るぞーっ!なんて始めちまったからさぁ…
何かを失わなければ
何かを得られない
とかよく言うけど、その気はないのにいつのまにかそうなっちゃってるわぁ…今までも良くあるんだよなぁこーゆー感じの。
なんか始めちまったらいつの間ヌか色々失ってて
気が付いたら何かしら手にしてて
みたいヌ。
そんな人生。らしい。俺。
できたら失わず手にしたいわぁ。
それはさておき(再放送)
ULと俺。
今考えると、俺のULの原点は小学校低学年の時。
中板橋に住んでた当時はよくじーちゃんと銭湯に行ってたんだよね。
でさ、じーちゃんは石鹸1つとタオル(30cm×80cm位のよく言うタオル)しか持って行かないんだよね。それが子供の頃の俺には「かっけぇー!」それだけ?!っていつも思ってたんだよね。そして真似してた。
つまり俺のULの基本は「要らないモノは持って行かない」
そんで小学校三年に埼玉県へと引っ越した。
余談だけど俺のモテ期はこの小3。。。東京からきたという少年はモテました、小3と言う意味のない時に。。。それ以来きたことがないよ、モテ期。The lastモテ期、小3。くそが。
それはさておき
引っ越した所は裏が田んぼ、用水路には鯉や鮒やクチボソ、ナマズにドジョウにTheリーガニー。そう、釣りまくり。その釣りへ行くのも今思えばULだった。
釣竿に付いた道糸、浮き、オモリ(ガン玉)にサルカン、そして針。予備にハリス付きの針数本と、小麦粉と卵を練ったエサだけだった。あれもあれば便利、は持って行ってなかった。というか持ってなかった。
多分、釣りが成立さえすればそれでよかったんだと思う。
そして持ってる針がなくなったら、竿が折れたら、持ってるものを使い果たしたら、あきらめる。
「成立すればそれでいい」
ULとは関係ないけど、山ではやれることやって、持ってるもの使って、最善を尽くしてダメなら諦める、諦めも肝心、熊とか、天候とかとか。こういう考え方もこのあたりからきてるのかも。
そして大人に、二十歳位か
その頃なぜかオールマイティーという言葉に憧れていた。
1つで何通りにも使えるとか。
分かりやすく言うとビクトリノックスとかサバイバルナイフとか
その時の彼女に「これ、遭難した時使えそうだから買おうかなぁ」
とか言うと
「遭難するとこ行かないじゃん」
なんて良く言われてたのを思い出す。
そして今、遭難できる所でよく遊んでいる自分がいる。先のことなんてわからないね。
そしてこの頃から旅に出るようになる。まあ「遭難するとこ行かないじゃん」の子は旅の間に逃げられたわけですけどもっ
はじめての海外はオーストラリアで持ち物はアメ横で買った米軍のダッフルバッグ1つ。
この旅は現地で車を買ってぐるーっと回るというものだった。
この後、徒歩移動の時の辛さにダッフルバッグは調子悪いとバックパックへと変わっていく。多分40リットルから50リットルのノースフェイスの何かしらだった気がする。当時はバックパッカーズのドミトリーを良く利用してたけど毛布有料とかそれじたい無いところもあったりして寝袋も持ち歩いていた。安物の綺麗に畳まないと袋に入らない化繊の。で、アフリカのとあるバックパッカーズで会ったドイツ人が寝袋をグシュグシュグシュって袋に突っ込んだのを見た、目から鱗、聞いたらダウンとのこと、その次から寝袋はダウンに変えた。そしてこの街のスーパーで「洗濯、皿洗い、髪の毛、体」なんにでもどーぞ!と言う石鹸を見つける、もちろん購入。そうオールマイティー!w今思えばただの純石鹸。
道具の知識がなかった頃だ、まあ今もたいしてないけども
当時も今もよく見かける、後ろにバックパックと前にもバックパック抱えたバックパッカーに「お前荷物それだけか?」とよく言われて、お前荷物多すぎだろ!とよく思ってたのを思い出すし、それだけか?に優越感を感じていた気もする。
そしてハイキングをはじめる
と、だいぶはしょるw
そこでULと言う言葉に出会う。
あぁなるほどね、俺の根底は元々そのULだったんだなぁ、と。
銭湯からはじまり、釣り遊びや、旅。ウルトラライトかぁ、うまいこと言うなぁと。
そしてそこからスキルを身に付けていく、要るものと要らないものが分かっていく。そうお山のULは経験ありきだもんね。死ねるからね。
余談だけど
よく山でなになに落としちゃったっ~とか言う人いるけど、落として平気な要らないモノなんて持って行ってないから落とし物は厳禁なんだ俺の場合、まぁ落とした時点でゴミをポイ捨てしたのと同じ、っつー俺の考えもあるしね。だから荷物チェックは人から見たら異常な位してるのよ実は。
話しに戻る
荷物が少ないと身体が楽!とか軽さゆえの安全もある!とか自然に近くなれる!より
「これしか持たない」
がただカッコいいと言う子供の時の考えが強く残ってるんだなぁ、俺。
「要らないモノは持って行かない」
「成立すればそれでいい」
「落としていいものなんて持ってない」
が基本なのが俺のULで
「オールマイティー」は山遊びするようになってから俺の中で消えた、使わない機能が多すぎるものがほとんどだったからなんだよね、いいところ機能2つか3つ位までかなぁとか。と言うより最悪バックパックに足突っ込むかとか、最悪プラティパスに空気入れて枕にするかとか、この縛ってる紐をガイラインに使うか…とかの発想になったというとこかなぁ。工夫の方が大事というか。
そんで今は道具もドンドン軽く小さくなっている、増えるのは価格だけ
まあ、技術の進歩には対価をね、もちろん、楽できるんだからね。軽量化なんて簡単よ、金よ金w
とか支離滅裂に俺のULを語ったけど最近ずーっとお山にいると思うんだよなぁ、生活のULはムズいなぁと。
草刈りには鎌いるし、腰いたくなるから長い柄の鎌いるし、辛すぎるから刈払機いるし、ガソリンいるし。
木を切るのにノコギリいるし、辛いし、時間かかるからチェーンソーいるし、ガソリンいるし。
薪、炭めんどくせぇからストーブいるし、灯油いるしガスいるし。
腐るから冷蔵庫いるし。
とかとかね。
なかなか全てをULにするのは難しいもんですな。奥が深いと言うか底なし沼。
ソローさんにも良寛さんにも鴨長明さんにもなれそうな気がしない、欲の塊なもんで… カッコいいには程遠いなぁ…じーちゃんかっこよかったなぁ。
まあ、生活全部がそうできないからせめて山は!とかなのかなぁとかも思うことあったりなかったり。
最後に「誰かに貸してもらう」ULなんてもってのほか、基本ソロで育ったから「共同装備」っていうのもなんかむず痒い。好きな子が「重ーいっ!」つーならなら持つけども…自己完結しないULとただの無茶なULは嫌いです。
人には色々なULがあるのだろけど
まぁ軽量化って当たり前じゃんね♪いちいち重いモノ持って山入る意味よ
つか、草と水を求めて1000kmほど歩きますかな、とか言ってる本場のヌーはULだったね…なんも持ち歩かねぇ…こちらのヌーは…やれやれw
と久々のブログを書いてみた、
文章もやれやれでしたな。
軽量化、UL、万歳!
と言うほど最近やってない説
ベースウェイト1.5kgやってやる説
つかただ行ってないだけで全然できる説
でも長いの歩くと生活だからそれなりに重くなる説
あるな
2022年3月10日木曜日
ロングディスタンスハイキングで得たもの
それラップしておいて、と言ったら
よーマイクチェック ワンツー
とか
そうそう腰にバンテリンを
とか言ってくれる女子、僕と一緒に人生を歩みませんか?
はい、ヌーデス。
最近さぁロングハイクしたことあるハイカーと話す機会があったり、それ系メディアの仲間と話す機会があったりで、「さて、俺はあの数年、バカな距離を歩いて何を得たのだろうか」と真面目に考える事があった。歩いたときから何年も経って。
俺の書いた釣歩日記には、ロングディスタンスハイキングで体験できることそれは、自由、解放、自然回帰、ヒッピー、地球、優しさ、驚異、感動、笑い、涙。とある。
確かにそう、でも時間をかけてユックリと咀嚼したら結局「地球の住人感」「自然の一部感」を強く肌で感じたこと。俺はこれに尽きるのかもな、と。他の色々な事はこれを得たからこそ得たものなのかもなぁ、と。この感覚はサーフィンや旅や釣りで既に持っていたけれども、それを体と心で深く体感したのはやっぱり長いハイキングだったんだな、と。ハイキングするとなる謙虚、誠実、危機感所持、必要不必要認識などなどは「地球の住人感」「自然の一部感」がトリガーつーかそんなんだったんだなぁ、と。
俺の場合、自然の中に浸かりたくて、遊びたくて、つーのが目的みたいなところもあったからそうなんだろうな。もちろんハイカー同士や他の色々な人との出会いもいい思い出だけど、やっぱり自然が一番の目的であり、その他はあくまでも副産物だったんだよね。それはそれは最高の副産物だったんだけども。でもそれは今までしてきた旅でも得られてきた、いやむしろそれを得たくて旅をしてきた感さえある。若い頃の旅の後半で海外ボランティアへ行っていたのは志の近い世界中の人々と一度に会えるからだったしなぁ。まぁ、自然が目的っても、誰ともずーっと会わないとか未知だから俺にはまだわからないけど、それはそれで寂しいのかもね。いつかやってみたいけど、数ヶ月自然の中で誰とも会わない、とか。
で結局何が言いたいのかというと、ロングディスタンスハイキングはそれらもろもろを体験するのにバランスが異様にいい、つーこと。最高な遊びだっつーこと。いや、まじで、良いから。
自分の家は大事にしようね、それ壊すと人類無くなるかもね。
でも人には正義なんつーものがあって、いろいろと勝手をやらかす。
誠実、謙虚、愛が地球を延命させる。人を幸せにする。
あ、政治家の所持率0のやつかこれらは。。。。。。
政治家にはロングディスタンスハイキングをさせろ
かわいい子には旅をさせろ、みたいなもんか
昔の人は深い言葉を残してきてるよなぁ
あ、バカは死んでも治らないってのもあったか。。。。。
とにかく今はもろもろの平和と、自然をちゃんと感じられる世の中を望みます。
あ、話それた、ようでそんなにそれてないか。
今年歩く皆さんが無事に、楽しんで、苦しんで、笑って帰ってくることを祈りつつヌーディストは古民家直しとキャンプ場作るのがんばります。とさ。
久しぶりにブログ書いてみた、たまには書くか。
2021年9月25日土曜日
Gnu S+Cape
夏が終わりました、恋もせず、結婚もせず、なにもせず…全部コロナのせいです、ヌーなんです♪責任転嫁、言うてんか♪マイクチェック ワンツー
禁漁前もしかしてのラストかな釣行へいってきましたとさ。
そんでGnu S+Capeを使いまくってきたので使い方やら感じやらを紹介。
まずはGnu S+Capeとは https://hikersdepot.jp/items/4895.html/ と人任せ、すんません。
簡単に言うと130gのカッパ兼屋根。
張るには基本2本のポールが必要。快適に使いたいので(快適には個人差あり、ビジネスホテルで快適な人と高級ホテルじゃないとダメみたいな)俺はいつもこれ
を使う。最大135cmなんだけど、ギリギリまで伸ばすと約140cm。このくらいあると165cmのちっさい俺には十分すぎる位快適。
今回は渓流。石あるでしょ?木あるでしょ? ということで、ペグなし、ポールなし。2m2本、80cm2本の細引きだけ持っていった。
張った姿がこれ
2021年6月25日金曜日
発作的イトウ@北海道
どーも、ヌーがまたどっかにブラブラしてきましたとさ、ヌーブ…うっせっ!
ということでね、釣り旅の記録。
仕事の昼飯時に見たSNS に上がるイトウの釣果。
幻の!とか言われてるけどやってる人は結構普通に釣ってるとか噂のやつ。
一回だけ朱鞠内湖ってイトウで有名なところ行ったことあるんだけど釣れる時期と完全にずれていて(真夏)うんともすんともで石ころ蹴りながら帰ったのを覚えている。
あぁ行きたいなぁ、あぁ釣りたいなぁ、もう少しでイトウの春シーズン終わっちゃうし…(春と秋がシーズン)いつか釣りたい魚だしなぁ
あれ?
そう言えばこの現場のあとは仕事ないんだよなぁ?
あれ?
飛行機今いくら位するのかなぁ?
あれ?
翌日の便安いなぁ?
あれ?
予約完了してるw
あれれ?
の流れ、それはほぼ発作的にw
朝一の便だし、5日間だし、まぁいいかとお高い羽田空港の駐車場に直接入れちまう。
レンタカーを借りて昼過ぎには朱鞠内湖に着いていた。
便利と発作が重なるとこんな事が起きる、翌日には朱鞠内っつーw
陽射しが強く気温も高い、夏だなこりゃ。Tシャツだし
この先ずーっと晴れか曇り予報♪
早速ボートを借りて釣り。
半日2500円 1日4000円、これにエレキ付けると+2000円
初日は半日の手漕ぎだけかりる。
最近の釣れた場所を聞いてそこへ向かい漕ぎ出す。
ここのこの釣りの良いところは湖に浮かぶと人と人口物をあまり見ないところ、人造湖だけどw
他の釣り人もいるけど広いからあんまし合わない。広いつーことは急に天候が荒れると手漕ぎで帰るのは結構ヤバいっつーのもあるよね。いくつかある島の感じだったり遠く後ろの山の感じだったり、この感じほぼほぼ海外。
釣り的に水辺は遠浅なとこやら、岩の壁になってて少し急に深くなるとこやら、立木とかのストラクチャーやら、もと本流(ダムになる前)の深場やら、チロチロな流れ込みやら。
最近釣れたというのは岩の壁がある所、どうやら今は浅瀬より深めの所にイトウは居るらしい。(らしい)
この釣りは初心者なので意味がわからない。ネットで調べてみたもののどうやって釣ってるのかもよくわかっていない。
どうやら春シーズン最盛期は過ぎてるらしいなとだけ分かった。
フムフム
その岩の壁辺りで
サクラマス、ウグイ… ウグイは爆釣…
丁寧にボトムから表層まで探るとイトウが!!投げてたスプーンと10cmの距離で追いかけてきて、プイッと帰る。あぁこれ、喰わないパターンのやつな…
初日から顔だけでも見れたのでこれは行けるんじゃ?! と
しかし後が続かずにポイント巡りに終わる。日焼けと入江の奥に入ってやられたブヨだけの収穫…ブヨずっと痒いんだよなぁ 明後日頃から怖いw
併設してるキャンプ場に車中泊、今回はバンを借りた。
いやー幕張らなくていいのほんっと楽だわぁw
最強テントは車だからね、ほんとの最強は家だけど、あれは移動できないw
六時半過ぎると急に寒い、薄手のダウンを羽織る、がーさす北海道。
持ってきた半パンは一度も着なかった。
湖の回りにはキャンプ場とか併設の宿、レストランしかない。コンビニまでは30km位離れている…
まあ北海道の場合30分だけどw
コンビニとスーパーへ買い出し。
釣り以外がめんどくさいなぁw
弁当食って寝る。
朱鞠内湖は星空もヤバいなぁ
移動の疲れと手漕ぎで疲れてグッスリと。
翌朝、マイボートの人達は3時頃から用意し始めて4時には出てたよ…はえーな朝。4時には完全に明るい、北海道の朝は早い。
俺は約束の5時から。
よしっ!今日こそは!
エレキ用のバッテリーも2個にしてもらった、全開で色々回りたい。
いざ出陣。
雲っていて朝は寒い。フリース、ダウン、カッパ上下。
霧がかかり沖に出るとある程度島とか陸地に近づかないと自分がどこにいるのか分からなくなる。
真っ白無音。
スタート地点と記憶した島々の位置とうっすら見える太陽で進路をとる。 立木を攻めたりしているうちに霧が晴れてきた。そして無風、凪。水面に雲や島がくっきりとうつる、はぁ、ヤバいなぁこの景色。釣れてねぇけどw
そんで暑い…Tシャツになる。どんな気温差だよw
行ったことないとこ攻めてみるも反応無し、問題無し、景色はいいw 雑な飯もうまいのはこのシチュエーションとロケーション。
上陸したこの島に鹿の足跡があった、泳いでくるのね鹿、何のため?
入江やストラクチャーをメインに回って見るが釣れるのはちっさいサクラマスと無限にウグイ… どうすりゃいいんだよ…自分の釣りがどんどん迷宮入りしていくのがわかる。
ルアーをすぐに取り替える…何回も、何種類も。このパターン、理解せず経験的情報も集めず意味の薄い経験を重ねる、そう完全に迷宮にinした。手にしたのは地理的なモノのみ、あそこに立木とか入江とか深場とかのみ…
ちーん(ToT)
ネットで見たら風が当たる所がいいとか。ベイトが流されて集まってイトウも寄るのだろう。なるべく風が当たるとこ探すと良さげな場所発見。 馬の背、風、ベイトも見える。よしここで粘ろう。
船からだとウグイしか釣れない。
途中ポッパーを投げるとウグイがバシバシ喰ってくる。これはこれでおもろいので小一時間ウグイポッパー(笑)
いやいやちゃんとイトウ狙えよっ!ってことで違うラインが引けるから粘ろうと思ったとこの近くに上陸。陸から狙う。
水中には1m位の大きな岩がいくつか見える。その近くをネチネチ探るとスプーンに追ってきた!イトウだ! プイッ くわーず(泣)
やっぱこの辺りにはいたな、イトウ。
近くの島ではガイドさん有りの釣り師が島の回りをユックリとストラクチャー狙いながら回っていた。 なるほどなるほど、メモメモ。諦めるな!少しでも近づくんだイトウにと盗む、メモメモ。
すると北海道の釣り師から連絡が!近くの川で釣りしてるとのこと。時間あったら是非茶でも!とお誘いすると夕方からどう?とのこと。
おぉ!
最終時間の6時を待たずに4時に終了して車で走り出す。
とある道の駅でその釣り師ハヤトさんと会う、テンカラ竿のテスターしてたりフライしてたり餌も鮒も色々やる釣り人。北海道にいる尊敬できて信頼できる釣り師の1人。もう1人は日高マスターのイケメン岳さん。ローカルは無敵説。ハヤトさんとくっちゃべってると少し先の町のキャンプ場でキャンプするっつーからもちろんご一緒する。
ここは風呂が9時まで入れる。
そう風呂に入りたい、北海道きてから風呂入ってないのよ、頭痒いのよw朱鞠内湖のシャワーは4時に閉まるし…釣りしてる時間帯に閉まるのかよw
ULマニアの彼は今日がMLDのDuomidを初張りとのこと 二人であーだのこーだの言いながら張る。つか角は直角じゃないのねMLD。しらなかたおー
UL談義と釣り談義、ぷいっとするイトウはシーズン後半によくあることらしい…あと1,2週間早ければか…ボート屋のオヤジさんに聞いたら最近は朝かまれに夕方しか釣れてないみたいだしなぁ
まぁいい イトウに関しては後悔しないようにやろう。
久しぶりの風呂にサッパリして就寝。
前日に山登って今日釣りしてたハヤトさん、釣りばっかしてるヌーさん、両者疲れ気味なので朝はアラーム無しの起きてからまったりの近場の川でやりましょうと
朝8時前起床 のんびりコーヒー
のんびりおしゃべりw最高だわこのキャンプ場
じゃそろそろやりますか!と天塩川を攻める、のんびりと。
最初のポイントには車が、先行者有り やめる
次は土手から普通に降りていける場所。
ウグイ、ウグイ。ウグイのみw
移動。
次のポイントはたまに熊がいるらしい所へ。
広くワンドっぽくなる前に本流の流芯脇が深くなってる場所と少し離れたところには小渓流が本流に流れ込む所。
ここで粘る。
ハヤトさんはフライでニジマスとウグイ。
浸かり釣るハヤトさん
俺ヒップウェーダーしか持ってきてないしなぁ…買うか?
俺はウグイのみ、つかでかすぎない?この体
高よw
頭と尾が白いばかでかい鳥が旋回してる、ハクトウワシだろうか。
フライマン達が釣り下がってきたので終了。
北海道では特にフライマンは釣り下がる人も多いので本州からきた釣り上がるのが当たり前の人とたまにトラブルらしい。ビジターの俺らは頭に入れときましょうね、これ。
じゃイトウ頑張って!とお別れ
ありがとう!ほんとありがとう!
楽しかったなぁ
沢山北海道の釣りのこと教えてくれたし、一緒にやれたのも楽しかったなぁ。
釣りは詳しいし、超絶上手いけど、こだわってる人にありがちな押し付けが一切ない。いいわぁそのスタイルなハヤトさん。
たまにいるんだけど特に道具にこだわってる人 押し付けがましいやついるんだよねぁ 良く見りゃ下手くそなのに押し付けるやつ そんなんは格好悪すぎるよねぇ 釣りも、山も、サーフィンも。気を付けようそうならないように、なりがちなオッサンなんだし。
切れかけたイトウへの集中力が戻った気がする。
よし、旭川行って釣具をいくつか仕入れよう。
この日は旭川でホテル泊。シャワーをちゃんとw
そう言えば釣れないのはくる前にネットでイトウが釣れると評判のラパラのジョインテッドを持ってきたからか?というラパラジョインテッドの悪夢説か?(過去ブログ参照m(_ _)m)つーねw
翌朝釣具屋開いたら少し買い物後早速朱鞠内湖へ戻る。
雲っててなんか釣れそうなイキフンプンプン。
今日は風が強い。風表を狙う。
ボートから風表を狙うが風が強すぎてすぐに流される、数回オートマチック上陸開催。 釣りしながらの操船はなかなか難しい。バスボートに付いてるエレキみたいに足でできたらなぁ…
気持ちを入れ換えよう。
とある島の風裏に上陸、静かな風裏は平和な時間が流れる、ゆっくり飯と一服。この島の風表はダイレクトに強風が吹き付けていて裏とはビックリするほど違ってこちらはまるで戦場。 吹き付けられる風により流れが発生、湖底の泥が舞い上がり激濁り。流れは島のはずれから広い湖の真ん中へと続き湖水を濁らす。 いい感じじゃーん!!ベイト寄れ!イトウこいっ!と数時間風に殴られながらキャストするも反応無し…
イキフンだけで終わる。ヤバイ、難しいなぁ…
今日も湖全体で多分数本は誰かが釣り上げてるはずだよなぁ 俺下手くそなんだなぁ…はぁ(ため息)…
日没前に浜から60cm超えのコイがワームで釣れる、暴れて針が指に刺さる。けどここ朱鞠内湖はシングルフック、バーブレスがルール、いくら深く刺さろうが返しがないからすぐ抜ける、けどいてーし、血まみれ。
ヤバい明日が最終日だ…
最終日
天気もよく これまた釣れそうなw
結果をいうと 釣れませんでしたとさ…
しゃーない、と飛行機に合わせて3時頃切り上げる。
あぁ、夢で終わったか…
はぁ、ダメかぁ
下手くそなのかぁ…
この釣り、釣ったことないし、良くわからないし、俺からしたらさぁただのオッサンの俺が北川景子にアタックしてるようなもんなんだよなぁ。とか思いながら高速のパーキングから大雪山系?を望みながら思う。
打席にたっただけいいか…4日船乗って頑張ったもんなぁ…告白してフラれたけど…
あぁ あの山歩きたいなぁ…とかわけわからない。
まてよ!!
おい!本当に全力出したのか?
おい!後悔ないのか?
おい!仕事の確認してみろよ!
あ、まだ暇だってさ。
あ、レンタカー延長できた。
あ、Airdo 変更できた。
はい、延長戦入ります。
しつこい。俺。
ハヤトさんに相談すると猿払行けば?釣れるかはわからないけどイトウのストック量は絶対的に多いから…と、さらにカツオの切り身をルアーに付けて…と反則級裏技使えばさらに…
そうかそれもあり!プライドなんてもともとねぇ。
いつかは行って見たかったし猿払。
行ってみよう。その後どうするかわからないし、やっぱりお守りは必要だとモンベルで熊スプレー購入、今回は洗濯しないですむように日にち分の着替えを持ってきたけど、洗濯。延長しちゃうから、俺w
旭川付近の道の駅で寝る。
早朝に出発。
ホーマック開いたらカツオの切り身買おうw、チェストウェーダーも売ってたら買おう。
はい、全部売ってましたホーマックヤバいw
海だぁ!! うーん、気持ちいい。
教えてもらった猿払川の中流域の土手に入る。
鹿二頭。
くる途中の山道では道路に鹿無数。
鹿多いな。
がさがさやりながら釣りをする。
釣り人がまったくいない…釣れてないのか?
数時間岸際やら斜めに投げてやら沢山投げて粘ってみたが反応がない。
河口行って見るか。
猿払川河口へ。
釣り師がいる。
話しかけて色々聞くとその人と他の人の二人だけ早朝に釣り上げたらしい、沢山の釣り師がいたのに…二匹か
まあまあ厳しい釣りなんだな海イトウ。
色々教えてくれてさらに鹿肉焼いたのくれたm(_ _)mあざす
教えてくれた沼の入り口やら数ヶ所やるが反応無し。
猿骨川へ。
河口にいた釣り師は反応なしとのこと…
地図を見て猿骨川を登る。
大体橋がらみは釣り人が跡をつけるから橋がらみで竿を出す。
これほぼバス釣りだな。
ストラクチャーを攻めるが持ってきた竿は7,3ft俺は下手くそだからキャストの精度出せるのは6ftの竿までなんだよなぁ…
たいして決まらないキャストでオーバーハングの下に入るわけもなく…釣れるわけもなく(泣)
夕方猿払川へ戻りマズメにキャスト、誰も振ってないw釣れねぇんだろうなぁ、朝しか。
諦めてクッチャロ湖のキャンプ場へここも風呂がある。頭洗いたい。
北海道はいいキャンプ場多いなぁ。白鳥がいた。
翌朝4時からルアーマン達にまじり竿を振るが釣れないし皆上がっていく…3時からなのね…しかも皆長い竿でルアーは14cm-18cmのミノー投げてるわぁ りーむーだね俺のはw
地図みて猿払川、支流を何ヵ所かランガン。問題無しw
朱鞠内湖へ戻ろう。
今までの4日の経験に賭けよう。
昨晩の夜のうちに戻ろうかと思ったけどガソリンスタンドがどこも閉まってるんで詰んだ。詰んだなら朝投げるか、でまた詰んだw
朱鞠着。
ボート屋のおやっさんにビックリされる。帰ったんじゃないの?とw
早速ボートで出陣。
なんか今回は落ち着いていた。
やることが決まっていた。
深場で旭川で仕入れた重めのスプーンでスプーンジギング、このあいだの粘った所、ダメなら島回りのストラクチャーランガン。
一番深いと言われるダムに沈む前に川があったという辺りをスプーンでボトムをネチネチ数時間探るが反応がない。
よしあそこへ行こう。
とある島の北端のあそこ。
ん??小さいウグイが群れてるぞ!よしここも深い所をスプーンで!ん?反応ないなぁ
でもここは生命感に溢れてる。
この湖来てこの感じ初めてだな。
日が登り北側のこの辺りは島の木々の陰になる。
その陰にさらに張り出す木のオーバーハングの下。ここはこのあいだアメマスが釣れた所でもある。
サイドスローのキャストが珍しく決まりオーバーハングの奥へとゲーリーヤマモトのレッグワームを付けたジクヘッドリグが吸い込まれていく。
リールを巻き始めたとたんに走り出した!
デカイぞ!これ。
おぉぉ!イトウであれ!コイとかやめて!
少しファイトすると意外とすんなり上がってくる。
おぉぉぉ!イトウだ!
ネットに慎重にかつ大胆に!
イン!シングル、バーブレスの針はネットに入ったとたんに外れた、あっぶねぇ、あっぶねぇ。
うぉぉぉ!!と思わず声が出る。
回りに誰もいないことをいいことにw
73cmイトウ。
長かったぁ、辛かったぁ。
でも、会えたよイトウ。
カッコいいね君。
執念がドラマを生んでくれた。
写真を撮ってリリース。
興奮と幸福と感謝が入り交じる。
はぁ、やったぜ。
タバコに火をつける。
うますぎる、このタバコ。
俺はビギナーズラックがないタイプの釣り人なのは分かっていた。
小学生の時にはじめたブラックバスは二年釣れなかったし、でも初めて釣れた時の事は忘れない。
埼玉の東松山の沼でゲーリーヤマモトのグラブをノーシンカーで投げて釣れたちっさいバスを忘れてない。
このイトウの事も忘れる事はないんだろうなぁ
イトウ自身は迷惑そうに帰って行ったけど…w
そうだ報告、報告、世話になってるハヤトさんにライン。
おお!おめでとう!最後まで何があるかわからないね、釣りは。と
ほんとそれ。
粘って良かったぁ。
やっぱ北海道最高だわ、釣りの、自然の懐が深すぎる。これやめられないなぁ。北海道の各種釣り。
ありがとうイトウ!
ありがとう自然!
ありがとう、運転中に降りもせず見かけた神社にイトウ釣れますようにと雑にお願いしたのに、神様!
ありがとうハヤトさん!
いゃー思い出深い釣りになったわぁまじ。
残り1日は山歩くわけでもなく軽くオショロコマして釣れずに、釣り場近くの温泉に昼前から入って露天風呂満喫、中流でデカマスねらってベビマスしか釣れなかったのは秘密です。
ボート屋のおやっさんにもっと早い時期にくればどこ投げても簡単に釣れるのにと言われたのも秘密です。
楽しかったなまじ、苦労があったから逆にね。
ちょっと前まで道路で見かけるキツネに見られると「おい、下手くそ!」と見られてる気がしたのが、今は違って見えるw
粘りと経験の整理とやるべき事の決定って大事だなぁ メモメモ。
朱鞠内湖のとある朝4時
2021年2月18日木曜日
いつかの釣り歩き (数年前)
ヌーです。
最近、前から気になってた子に告ったのね、したら「ワッタシ、ニッホンゴワッカラナイデショ、コップンカー、コップンカー」ってタイ人のフリ…
「コップンカー」って…いえいえ、どういたしまして(泣)
好きなタイプには振り向かれないと言う特技を持っています、はい。
そんな事を思いながら船にゆられてます、はい。
そう、また旅に出ています、はい。
それにしても俺の人生(かわいこちゃんがらみ)は思い通りにならなすぎだよ…
あぁ神様、コップンカー。
人と人のことって、思いが通じなかったり、通じたり、悲しんだり、喜んだり。そんな人の道を歩んでいくには丸腰マッパだとボロボロになっちゃう。いちいち傷ついてはいらんないから、人に会うときは対人用の戦闘服を着込んで出かけているわけよ、心にね。
服は着ているうちに体に張り付いちゃうから、ときどき海や川や山に捨てにいきたくなるんだよなぁ。
そう、心の不法投棄。
でもさ、うまく捨てるのが難しいんだよね。
近くて楽に行ける遊び場では自然と向き合う前に人と向き合わなければならないんだわ。
釣り
渓流では先行者に入られ、堤防では真っ直ぐ前しか投げられない、少しでも横に投げようもんなら隣のおっさんと糸が絡んでオッサンパーティー、船では鳥山を囲み遊漁船だらけ。
サーフィン
常に波の取り合い、ライディングのライン上に人、笑ってる人がいない波待ち。
ハイキング
すれ違う人達との止まらぬ「連続こんにちはの刑」…
この環境だと服を脱ぐどころか着込むばかりなんだよなぁ。
だから人の少ない島へと旅に出た、自然と一対一で向き合う為にね。
何千kmと何ヵ月もかけて歩くロングハイクの「美しく、凶暴で、優しい、そんな自然の中に、シンプルな生活の中に身を置くことによって、身につけていたその服が一枚ずつユックリと脱がせれていくあの感覚」そんなんもスゲー素敵だし好きなんだけど、気を抜けばヤラレるような強烈な自然にいきなり「どーんっ!」ってマッパにされるような自然遊びも大好きなんだよね、そんな向き合い方ができる最高な場所へと向かっている。
ただただ脱ぎたいだけ説ある(いろんな意味でw)
初めてこの島で釣りをしたとき、わけの分からない大きな魚に逃げられた、そいつが獲りたくてここ数年通いつめている。
船を降りて浜に出ると、目的地までは岩を乗り越え、ジャングルを彷徨い、潮が引けばリーフの上をバッタバタと歩き、時々腰まで海に浸かんなきゃなんない。
釣り船チャーターして船から釣ればもっと簡単なんだけど、ここの魚は歩いて行って獲りたいんだよね。
ズルくないと言うか、真っ向勝負というか、そんな気持ち。
島、上陸。
天気は良くないけどすぐに歩き始める。
移動時間を短くしたい、だって釣りがしたくてたまらないw
たまに雨がぱらつく中、道路を歩く。
はぁ、雨やまねぇーかなー…
浜に出ると雨のせいか砂が少しだけしまっていて歩きやすい♪
しばし歩くと俺の前に足跡発見。
目指す浜までは砂浜や岩を乗り越えたりして歩くんだけど、この足跡の主は足の置くところが絶妙、砂はかたい所を踏んでるし、岩や石も浮いてなそうなやつの上をリズミカルに踏んでいる。
結構歩き慣れた人だろうなぁ。トレランシューズっぽいし(水の中も歩くのでトレランシューズが正解)。
日がさすこともないから涼しいので歩くのにはいい感じ、むふふ。
ついついかっ飛ばしちゃう。
頭の中では平井大がっずーっと歌ってる♪
君と過ごす毎日がドラマみたいで♪
俺、過ごせてないけどなにか?
調子に乗って歩いていると岩の影に人が見えた、どうやら足跡の主らしい。
いきなり人に出会うと少しビクッっとするほど人がいない♪
主は俺と同じところらへんが目的地らしいんだけど、「ゆっくりと行きますわー」と。
俺は大潮の干潮を狙って歩いてんのね、なぜ?潮が引いたら、平らなリーフが顔を出す、うんでその上はかっ飛ばせるっつー訳。それを利用して早めに目的地へ行く予定。俺も時間をかければ体は楽だけど早く釣りがしたいからしょうがないw
「ではのちほど~」と別れる。潮が引き始めたのでバッタバタとリーフの上を歩く。
ほぼ競歩で数時間、とある場所まで行くとリーフがなくなり深〜い海が切れ込み、陸側が高〜い崖に行く手を拒まれる。
泳ぐか、手前から山に入って巻くか、崖を登るか、の三択。崖を登る人もいるみたいだけど俺はそれ拒否。
高所恐怖系、だって三階位の高さあるんだもん。はい巻きます。
この入山ポイントが分かりづらいんだけど今回は一発で発見(前回は30分ほど彷徨った)。
数日後に現地合流する仲間が入山ポイントをすぐわかるように、大きな岩の上にぶっとい流木を目印になるように置いとく。
ここで時間をロスするのはもったいない。なぜならド干潮の前後2時間位だけがリーフの上をかっ飛ばせる時間、その他の時間は背丈よりも高い岩や石の上、足のハマる砂の上を歩かなきゃならない。潮の引いたリーフの上はそれらの倍のスピードで、しかも半分の体力で歩ける。引いている時間は無駄に使えないんだよね、楽したければね。まぁリーフの上だって楽じゃないけど……。
この巻道を抜けるのに30〜40分はかかる、山を抜け海に出てから目的地までの間に2箇所ほどめんどくさい場所がある。潮が満ちてるとクライミング的なのしなきゃいけない場所。できれば岩にはぶら下がりたくはない、一人だし、落ちたら……だしね。
今はド干潮を過ぎ潮がそろそろ満ち始める頃、「早く行かなきゃ……」ハーフパンツなもんだからモンベルのレッグウォーマー、グローブに長袖の装備にして、いっそげー!と人が山に入るのを拒むかのように生えるトゲトゲのアダン(南国特有の植物)をガサガサ、イタタタとやりながら山へ突っ込む。
何回も来ているので迷うことはないんだけど、知らないと簡単にロストできちゃう。
木を掴んだり、クワズイモの茎掴んだりして急斜面を登る。
暑くはないのに登りで汗ビッチョ、息も切れ切れ。
波の音が遠くなり稜線へ。
風が吹き抜け気持ちがいい。
視界は木だらけだけどw
そんで体は泥だらけだけどw
イノシシのヌタ場を抜けて大木に会い、抱きつく。
ここ来ると毎回抱きついちゃう。
俺的に木は偉大で崇高な生き物なんだよね。
文句も言わず鳥や虫や人に与えるだけ与えて、ただそこに生きる木達。
ありがとう。
いきなりマッパってはじめに言ったけど、ヘリコプターで行くわけじゃないから一気に全部脱がされるわけじゃなくて、短時間でぱぱっ!って脱がされるのね、ここでまず1、2枚脱がされるんだよね、服。
「いやんっ、電気は消して… 」w
少し進むと下りに。谷筋を降りる形になるんだけど、今まで何回も来ててここに水があったことはなかったのに、ここ数日の雨のせいでしっかりと水が流れている=滑る。
2度ほどコケそうになる。
ヤッベー、予想より時間がかかっちまった。
案の定、海に出ると潮が上げ始めちゃてんじゃん!まーじーかー!
まあ最悪危険箇所は泳げばいいし(1mmも岩登ろうとしないw)とか思いながらもめんどくさいのは避けたいからサッサと半パンにもどしてスネの深さのリーフの上をザバッ、ザバッっと歩き始める。
今回はほぼ防水で有名なバックパックHMGのポーターを使用。でもね俺のポーター北海道のガチ藪で小さな穴が開いてるんだよね、ダクトテープ張ってるけど剥がれかけたそれってつまり非防水w
防水素材の中が濡れるのは一番たちが悪い、ゴアの靴で渡渉するようなもの。
一生乾かないやーつ。
だからなるべく泳ぎたくないんだよね。
用意周到な俺はバックパックの中でも防水しているけど……。
一つ目の難所が見えてきたけど、これまでの疲労で足がいうことを聞いてくんない。
モモの付け根が痛い。
しかも雨が……この雨で岩の上を歩くのがもっと大変になったのが確定、濡れると滑るんだよね、岩。
「足!動け!ぼーーけーーっ! 甘えてんじゃねー!」
ザバッザバッっと行けてたのが嘘だったかのようにノソノソと進む。
もはや脚で水を割く音は聞こえない。
一つ目の難所をどうにか通過。
二つ目の難所が遠ーーくに見えるが足が進まない。
水の抵抗と疲労のせいで足が進まない。しまいにゃ足首に違和感、モモの付け根はさらに痛みが……
波がくるとボロボロの足では踏ん張りきれず何度かよろける……
バカ足!動け!うーごーけーっ!
やっべー!
潮が……潮が満ちてきちゃったよ……。
ヒザまで満ちてきたけどこのボロ足で濡れた岩を降りたり登ったりしながら歩くのは辛い、ゆっくりとでも水の中の方がましと判断。
秒だけ休憩を時折入れながらノソノソと歩く。
時と場合によるけどさ「早くそこを抜ける事が一番の安全なテクニック」ってことあると思ってんのね俺。
がけ崩れが多い所をノソノソ歩いてるのとササって抜けるのとの差、危険な所に滞在する時間の長さの違いね。
その「早く抜ける」ための体力が少し前より落ちてきたかも……
無理かと思ったけど、足を止めなきゃ進むもんですな。
二つ目の難所もどうにか波のこないタイミングを狙って(波にはリズムがある)腹まで浸かって抜けられた。
この難所の先は陸を行く、少しだけ岩の上を歩けばいいだけ、ほぼ着いたようなもの。
うん、よかったよかった。
そんで難所のすぐ近くには水場がある!
さらに秘密の桑の実がなってるはず!
甘酸っぱくて美味しい実がなってるはず!
はーーい、実が1つもありません…鳥に食われたのか?時期?人?
水で我慢しますよ、はいはい。
ここで一服、何時間か歩いたけどはじめてまともな休憩。あとはダラダラ歩いても目的地まで30分位、しっかり休む。
てか動きたくない、もう歩きたくないわぁ。
この先もっと強く降るであろう雨、その中でシェルター張ることを想像したらやっと重い腰があがった。えっこらしょ、とぼとぼ。
到着。ここから裸足生活。
靴なんていらねーぜっ!
靴を脱ぐとここで普段の生活で無駄に着ていた服がすべて脱がされる。
「電気…消して…」はいはいw
もうさ、すでに心地いい。
仕事、老後、世間体、請求書、遠慮、読まなきゃいけない空気、ファッション、ネット上で文句をいうことによって自己肯定してるクソ、経済という病気にかかってるのを知らない輩、Googleで調べた知識を偉そうにしゃべるアホ、バカ、こんな事や者から身を守る為に着てる服が脱がされる。
この先かなり強い雨の予報。
風向き、潮、波を考慮して波打ち際から離れ岩陰にシェルターをしっかりと立てる。大きめの石にガイライン結んで深く埋める、多分かなりの強風でも耐えられる、はず。
グレートコッシーマウンテンのコッシルシェルターを持ってきたけど、なにせミニマル。まぁそこが大好きで使ってるんだけども。
この先の停滞も視野に入れて居住部分の砂を掘って高さを確保、砂だからこそできる芸当。
うーーーん快適快適!
これで数日雨が続いたって快適に停滞できるぞ。
家ができたら一服して、雨の中我慢ができずにかっぱ着て竿を振る。
フードに当たる雨音と竿を振る音、波音、要らぬ服を脱いだ自分。
雨が強くなる中釣れたのは
ニセクロホシフエダイ?イッテンフエダイ?ヤマトビーだったら線入ってるよね?よくわからんがこの黒い点付いてる奴のどれかはシガテラ毒の可能性があるってだけ知ってるんだけど、どれだっけ??
そういうのは食べない。
基本的に俺の自然遊びでの判断は「やべーと思ったらやめておく」それは「オナラなのか、実なのかわからない時」と同じw
雨に心折られて終了 チーン。
さらに砂に埋もれた石を足の小指で蹴飛ばす……。
靴いるね…意地でもはかねーけど、裸足の心地良さ圧勝。
濡れた服を脱いで乾いた服に着替えて屋根下へ。
オカズが獲れなかったのでラーメン、小石で作ったストーブにエスビット一欠片で物悲しくラーメン。オカズ獲れてもどうせ薪は濡れているし調理はしづらいと自分に言い訳(泣)
暗くなるまではまだ時間があるなぁ、暇だなぁ。
布切れの屋根をひっぱたく音が激しくなる、風がそこまで強くないのが唯一の救い。
出入り口から雨が入るので傘を広げて塞ぐ。
張った場所、掘った床、傘、行動タイミング、うーん、完璧!自画自賛!
暇だから持ってきたラジオを試すと理解不能な外国語しか聞こえてこない、なるほどなるほど、電源を切る。
雑音がなくなると相変わらずの雨音。
屋根がバタバタうるせー!
口に水を入れてその上にスピリタスを注いで混ぜて飲む。
はい、味もクソもねぇただのアルコールです。酒の弱い俺には少量で寝付けるただのアルコールですわ。
いつもワインでも持って行こうかなとか思うけど、燃料にもできるスピリタスを選んでしまう……次はワイン持ってこよう……かな。
ガチな自然遊びにオシャレとグルメを持ち込むんじゃねぇ!!とかたまに言っちゃうくせに…俺w
横になる。
寝床はうっすいマットにBorah Gearのビビィ、寝袋はハイランドデザインズのミニモキルト。
ビビィの布切れをかぶるだけで丁度いい温度、寝袋は枕になってしまった。
目を閉じると雨音が強調される、そう大雨警報出てるんだよね。
この雨でいくつかある帰る道も渡渉できないとかツルッツルで危ないとかで通れないだろうなぁ。急に隔離された感、いやいや感覚じゃなくてほんとに隔離されてるんだよw辺境の地に一人で。
濁ってるけど真水、食料も沢山あるから全然平気だけど、この感覚を目を閉じて噛みしめる。年に数回この感覚は味わいたい。
スピリタスが効いて、いつのまにか眠りに落ちる。
翌朝。
見たことない所に川ができていたり、見たことない所に大きな滝ができていたり……。
そう、大雨警報は引き続き出ております……。
コーヒー入れてまずは一服。
雨が土砂を海へと運び激濁り、茶色い海。
まてよ!?土砂に混じって餌となる小魚やエビなんかも流れているはず!それを狙って魚が回ってきているかも!!と、コーヒーも飲みきらずに慌てて雨の中竿を振るが反応なし、問題なし。
雨の釣りはほぼ修行、辛くなり背中を丸めてお家へ帰り、浮かんでる虫をどかして冷めきったコーヒーをすする。
竿達は外に出しっぱなしにして、雨で塩を流す。
潮の引いた時間帯にリーフの際まで行って釣りをしようかと考えていたが雨はやまず……引きこもる。
もう一度ラジオを試す、短波を探ると雑音の中から日本語が聞こえてきた。
しばらく聞いてたけど雑音にイラつき電源を切りジップロックに入れて「もう使わねーよ!」と荷物の底の方に突っ込む。
次回の装備からは外れました、ラジオ。
小雨の夕まずめも魚の反応なし、問題なし。
へいへい、わかりましたよ、寝ますよ。
この前追い越した人はこないみたいだ、多分雨がすごかったのでどこかで停滞してるのだろう。
翌日。
濁りもだいぶとれた。
そして快晴!待ってました、太陽!
朝からなんか生命感を感じる、釣り人の本能。
その勘は当たり魚が寄ってきているみたいだ。
ダツ、ミーバイ、アミメフエダイ、オニヒラアジなどなど。
目的はGT(ロウニンアジ)なんだけど、まずはとりあえずなんか釣りたいからって無敵なルアーD-contactを投げちゃう。これ↓
貫通ワイヤーで作ってくれないかな〜SMITHさん……。
このルアーがあればとりあえずのオカズは釣れる、まちがいない。
で、このルアーを使うと言うことはその釣りはオカズを獲りにいってる側の釣りなんだな、つまりは狩猟採集。狩猟採集の釣りと、狙って獲りたい獲物を釣る釣りとでは少しちがうんだよね。
狩猟採集も狙って獲る釣りも本当はどちらかに集中して時間をたくさん使わないと成り立たないんだ。なのにおれは両方をここでやりたいんだな、欲張って……。
狩猟採集の生活には時間がかかる、草さがしたり、貝探したり、とったものの下処理したりなんだり。
そんで狙った魚を釣るにはやはり時間がかかる、潮に合わせた釣り方したり、移動したりなんだり。
どこかでちゃんとバランスをとろう、そうしないと両方中途半端になるかもなぁ……。
そんなんは置いといてとにかくまずは何かしら釣りたいという欲望もあるから、
釣れちゃうD-con投げちゃう♪気付くといつもそーしちゃう♪ぷちょへんざ。
今回は今までここで釣ってきた魚よりも少しだけ大きいGT(ロウニンアジ)が獲りたいんだよね、今までのこの↓サイズの魚ではなく
こんな風にフックを伸ばしてしまうやつが獲りたいんだなぁ、しかもGTを。
GTを専門にやる人から見たら「え?そんな小さいルアー?そんなタックル?」と思うかもしれないけど、ここに通った結果、ベイトが小さいのか反応を見せるのは120mm〜130mmのおとなしめの表層系、またはシンキングペンシルかミノー。
オカズ獲りには100mm以下の不規則ジャーク系ミノー。
竿とリールはそれらを投げられる中でできる限り強いもの。
ここまで話したからタックル(釣り道具)の話を。
今回のタックルは
竿
海外シマノのS.T.C Powergame-Boat 2520
5本継、8ftで120gまで投げられる。
もうひとつの付属の穂先に変えて4本継にすると竿は短くなるけど300gまで投げられる、というかジギング用かな。
ツララ ポルタメント 73 イヌクシュク
4本継、グラスが入っているので粘る。リフト力は弱いけど勝負に時間をかければ色々な魚が獲れる万能竿。曲げて獲る竿。
両方共コンパクトに持ち運べる。
リール
シマノにつけるのは Penn Spinfisher Ⅵ 5500 スピンフィッシャーの最新作。
PE4号が300m弱 リーダーは100lb ナイロン。
はじめは軽量化考えてもう一つの方のリールひとつでいいかな?とか思っていたけど、準備段階で釣りの師匠の言葉を思い出して購入。
その言葉「魚に誠実に」この言葉はいつも俺の胸にぶっ刺さる。意味が多様だし、深い。
舐めて釣るなとか、
準備は完璧にとか、
同じ生き物として同等の命の重さとか、
殺して食べるなら感謝をとか、
魚の欲求に誠実にとか、
獲るのに必要な道具の強さを、とかとか。
GT釣りは一般的に船からでかいルアーを投げる、PE5〜8号を300m巻けるリールが必要。だけどここでの釣りはルアーがでかいと魚が反応しないんだよね、だから小さくて軽いルアーを使う、強靭すぎるタックルでは全く飛距離がでないから釣り自体が成立しない。
そんな中ではじめに選んだのはPE3号を300m巻ける次に紹介しているリールだったけど「魚に誠実に」が引っかかりもう1段階だけ強くした。
ツララにつけるのは Penn SlamerⅢ4500 PE3号が300m リーダーは80lb フロロ。
糸の結束はFGノット。ルアー結束は漁師結びで溶接リング&スプリットリング。
ルアーは上から
タックルハウス ブリット120
タックルハウス フィードポッパー120
ジャンプライズ 飛びキング105HS
そんで今はあんまし買えない
ブリッジ チャムトゥイッチャー 120と90
メインはこのあたり。
では話に戻りまーす。
早朝、なかなかの引きを楽しませてくれた軽く60cmを超えるオニヒラをあげた後一服。
その後事件は起きる……。
静かな雰囲気になった海に1投、2投目。
アクションをつけてルアーを引いていると、
「ドーン!」いきなりのどーんっ!
「じーーーーーーーーーーっ!」ドラグが出されていく、勢い良く。
「そう!君!君を獲りに来たんだよ俺は!」
一瞬にして体温が上昇した気がする。
前回はこの果てしなく高速で出る糸とドラグ音に焦ってハンドドラグをかけてしまいばらしてしまったんだ。
「じーーーーーーーーーーっ!」
かかったタックルはツララの方、少し弱いけど意味なく自信があった、そんで今回は少しだけ落ち着いている。
「いいよー走りたいなら走りな、そっちは障害物ないし」
少しドラグを締める。
テンションかけつつ耐えているとドラグの鳴く音が止む。
ゆうに100m以上は出された。
ポンピング(竿をゆっくりと立て、戻すときにリールを巻く動作)をしながら少しずつ寄せにかかるが良くも悪くも竿が魚の力も俺の巻く力も吸収していしまい、一回のポンピングでリールが一回転巻き取れない。このリールは一回転で約100cmほど糸が巻ける、竿を立てるたびにどれだけ寄ったか計算しちゃう。
でも大丈夫、「これ獲れる、俺獲れる!」
もう一回ポンピングするとまた少し走りだす。
「じっ、じじーーーっ」
あぁ巻いた糸が虚しく出されてしまう。
まじか…獲るまでにこれを何回やるの?
ゆっくりとテンションを強めにかけると止まった。
ピンと張った糸が風を切る音しか耳に入ってこない、集中している。
今おれは探し求めた獲物とこの糸で繋がってる!
今度は右にゆっくりと魚は動き出した。
「そっちへはいくなーーー!リーフがある!」
少し強引に止める。
よしっ!と、もう一回ポンピング、巻ける量が少しだけ増え主導権がこっちに変わった。
ここから焦らず、少しだけ強引にいくぞーっ!絶対に獲るっ!!
「スンッ……」
ん?!?……
手応えがなくなる……バレた。
波の音が耳に入る。
集中が切れた。
気がつくと砂にめり込む裸足が少し震えている、興奮していた。
ため息ですべてが元の世界に戻った。
その後、海は何事もなかったかのようにスティーブン・セガール、うん、沈黙。
獲物は逃げおおせた。
残ったのはチャンスは朝の満潮付近の回遊という経験だけ。
頭でも冷やすかな、と服を脱ぎ全裸に。
そんで海に飛び込む。
これもしたいことの1つ、全裸スイム。
ヌーディストビーチだとかには興味はない、ただ一対一で自然に抱かれたいっつーだけ。
マッパで誰もいない海に浮かんだことある人、誰もいない山のピークでマッパになったことある人どんだけいるのかなあぁ?
すげー心地いいんだよね、地球に抱かれてる感、解放。
誰もいない大自然にマッパおじさん一人。
一対一の対話、魚とも、海とも、自然との対話。
これらがしたくて俺はここに来てるんだなぁ。
心と体を裸に。
肌は最高と感じつつも、頭は逃げられた悔しさであふれる。くっそぅ…
潮が引くまでのんびりと濡れたモノを干したり、茶したり。太陽さまさま。
潮が引き始めたらリーフの上から釣りをする。
「まだ波があるなぁ」
たまに来る大きな波(サーフィンで言う所のセット波)は腰まで浸かっちゃう。正面から波を受けるともっていかれそうになる、踏ん張って波を斜めとか横から受ける。
やはりリーフのエッジからの釣りは難しい、いろいろな事に気をめぐらさないといけない。エッジからの切れ込みや穴、足を滑らせ落っこちてしまったら最悪ハマって抜けられなくなって溺死もありえる。
キャスティングや取り込み時以外にも常に波を見ながら対応しなきゃなんない。波にあわせてどこからどの感じで獲物を取り込むのかを頭に描いておかないといけない。
釣りの最中は力のかけられる足元、取り込むときはステップをどこに置くのか、どの方向にどう歩むのか、などなど想定と複数の事を一度に注意していないといけない。
でかいの掛かったらヤバイもんね、海の釣りは魚のサイズを選べない。
やっぱりリーフエッジの釣りは難しい。だからこそこの釣りには夢があるんだなぁ。
そろそろ合流する仲間が着く頃かと思い、釣りをしながら来るであろう方角をたまに見る。
すげー遠くで数羽の鳥が岩陰からあわてて飛び立つのが見えた。
「あ、多分来たな」
その30分後仲間と合流、潮が上げちゃうので挨拶もそこそこに夕方まで釣り。
途中で竿をしまい仲間が釣りをしてる間に貝を採集、今宵のオカズは貝w
日が暮れる頃ボラが釣れてびっくり、ボラいるんだね。後で聞いたんだけどここらのボラはうまいんだってさ、水が綺麗だからなんだろうなぁ、リリースしちゃったよ…
雲がなくなり空には無数の星が。
流れ星もたまに見える。
一人で遊ぶのも最高だけど、仲間と時間を共有する遊びも最高だよね。
一対一の対話は十分楽しんだのでここからまた違う楽しみを食べ尽くす。
いやーとにかく晴れって最高!!
翌日。
早朝、仲間の竿が大きくしなりオニヒラがあがる。
チャンスタイム終了後そいつをいただく。
にんにく醤油のヅケが最&高。
刺身、それと真水に海水少し足してマース煮。
しーかーも!仲間が土産にビールをもってきてくれたとのこと、それは沢に沈めてあるというじゃない!
早速ビールを取りに行く。
「今飲まずに、いつ飲むのだ!!」巨神兵の如く突然現れたありがたきビールとともに獲物をいただく。
荷物重くなるのに持ってきてくれて……マジありがとう!
最高の食事。
最高の昼寝。
頭隠して……w
日差しがやばい、汗だくで起きた。
もちろんそのまま海に飛び込み汗流すw
干潮を待って潮の引いたリーフに立ち込んで釣るもノーフィッシュ
だいぶ波も落ち着いたけどノーフィッシュ
暑すぎる、春なのに真夏だなこりゃ。
水量の少なくなった沢に寝転び洗体、洗濯、冷却。もちろん石鹸なんて使わないからたいしてきれいにはならないけど、真水のさっぱり感はやっぱり違うよね。
いつのまにか前に追い越した人は到着したらしい、お互い見えないくらい距離感を保ってくれた。この自立感が心地いい。
翌日。
この朝が最後のチャンス。今日、昼の干潮にあわせて帰路につく。
ルアーをキャストし続けるも反応がない、疲れたので一休みしながら水面を見ていると前方に違和感。「んん?」水面が少しだけもじった。
怪しかったので、進行方向と勝手に予測した先にキャスト!
フローティングペンシルでダイビングさしてダイビング〜♪
「バシュッ!!!」
水面に水柱!
「食った!」
やはり魚だったんだ、目が良くて良かった。
糸は出されるがそんなに大きくはない感じ、またオニヒラかな?とか思いながらオカズを獲ってる感覚の余裕、なぜなら強い方のタックルを使っているから。
一瞬ドラグを出されるがすんなりと寄ってくる。
打ち寄せる波に合わせ強引に上陸させようとするがここでなかなかの抵抗を見せる、近くなので盛り上がる波の水中がよく見える。もう一匹同じ位のサイズの魚が獲物の近くにいたのが見えた、「おいっ!どうした?おまえどうした?」と慌てた感じに。
4度目の波に乗って無事上陸!
んんん?おでこが出っ張ってるし、エラの上の白い部分がない!!
なんとGT、小さいけどもGT。
うひょーーーう!!やったぜ!!
写真もそこそこにすぐに海につけると、元気に帰っていった。
今回はこれで裸足生活も終わり。
ありがとうGT!
コップンカー!大自然!あっ…
またここへ戻ってきタイ!あっ…w
靴をはくと急に現実に戻される
夢の中にいたのかもなぁ
さてさて、また服を着ますかな…