2018年8月11日土曜日

コイカクシュサツナイ岳〜ペテガリ岳 縦走2

つづき
標高を下げ山荘近く
沢で冷たい水を飲む、胃の不快感はゲップとともに去る
そんで山荘へ
山荘には3人先客が。
バックパックをおろすと全身が痛い、一回座ってしまうと立つのが辛い。
窓際の特等席をいただく、網戸がついている、水道(沢水)トイレ、家だ。
最高。
痛いからだに鞭をうち外にある水道で頭、上半身を洗う。下半身もと思ったらアブの猛攻・・拭くにとどまる。明日、洗濯しよう。
この工程で足はずーっと濡れていた、足から上が乾いていたのは初日のみw
特に足がいてーなーと思って見てみたら
ハイマツにやられたぽい
すね当てというか甲あて必要だな。ブーツ履けって話だけどねw
飯食って明日早出でペテガリ登ると言う三人も早く寝たし、俺も寝る。
こんな短時間ですでにハイカー体内時計に変わっていた自分にびっくり。
早朝3時前に起き出した皆さん、俺はなんか出てたのか熟睡はできなかった。
腹が異様に減っている。3人の朝ごはんにあわせて俺も飯。
そしてうつらうつら。寝てしまう。
起きたら誰もいなかった。
独り占め。ここペテガリ山荘、大好き。
起きたら便意、考えたらここ4日一度もクソしていないことに気がついた。
すべてが栄養に回ったのか?極度の緊張のためか?わからん
3人組のラジオが入ってたので俺も試すが俺のは小型だしどうも電波の入りが悪いので諦める。
重い腰を上げて洗濯。
洗濯後一服。自撮りすると顔つきがいつもと少し違う感じがした。
野生戻りしたのかな、文明戻りはもっと短時間でなるんだよなぁ

キャプ1は死亡。でも衣服としての機能は維持されているので町に降りても捨てないでとっておこう。
足の傷は濡らすとすぐ復活しちゃいそうだから目の前に川があるが釣りは我慢、この日合流する予定の仲間と沢山すればいい。
足が脈打ってる。
窓全開で薄手のダウンでちょうどいい、山頂は寒いだろう。
小屋にある90年代の山と渓谷を読む。広告が沢山のっていた、このころはブームもあっただろうし、雑誌に力もあった。今は雑誌の力を感じることは少ない。
しかも今も昔も同じような特集が組まれていた、温泉ハイク、紅葉、軽量、奥多摩、北ア。
なんか飽きたのでスマホでオフラインでも読める用にしていたキングダムを読む。
夕方には仲間と合流できるだろう。
コーヒーが残り少ないので白湯で我慢。
午後になり女性ソロ60代の方が現れる。明日ペテガリに登るとのこと。
たくさん話した。地元が日高なので日高の山々は登りたいと数年前から山をやり始めたらしい。海の人で魚のことも沢山知っていた。
遡上して産卵し終えた鮭は「ほっちゃれ」と呼ぶらしい、食べるならフライしかない位味が落ちるらしい。捨てとけっ!っていみなのかな??あいつはホッチャレだ!と人に使うと悪口になるんだってw
オススメは北戸蔦別岳だってさ、こんど行ってみっかなぁ
ドリップのコーヒーをいただく。ヤバイ・・・うまい・・・
あざす
時間がアリすぎて色々なことを考える。
子供の頃から愛してきた自然はあくまで自然の一部だったんだなぁ、シエラネバダも一部、日高も一部なんだよなぁ、インターネットにより世界は狭くなったけど、知らない自然がまだまだ沢山あるんだよなぁ、一生かけても全部は難しいだろう。大好きなあの子も知っているのは一部分、女も男も自然の一部、こちらはこちらで素晴らしいが、こちらはこちらで難しいもんだw とか

夜7時をすぎるが仲間も3人組も戻ってこない。
心配し始める。
皆付けてる鈴の音を耳で探すが鳥らしき声が鈴に聞こえる位心配になってきた。
8時を過ぎて3人組が無事下山してきた。
仲間が心配だ。飛行機の時間やらから計算すると山にはいっているはず、問題なければいいが。ゴロンと横になり寝袋に入ると星が一つだけ見えた、大丈夫、生きてる。
神威山荘のPからペテガリ山荘まで3,4時間、沢登って沢降りるがそんなヤバイところでもない、考えられるのはロストかな。でも彼なら大丈夫なはず、ロストしてても多分どこかでビバークしているはず。うん、そんなやわでないし、スキルもあるし。うん、大丈夫。明日昼までには来るだろう。

翌朝、早出の女性に合わせて皆起きてくる。
女性が出発したあと3人組と沢山話す。
ほぼ7サミッター、アコンカグアとか何回か登ったよ、ユーコン下ったよ、南極登ったよ、アラスカいいよ・・・・・ガチやべーw 
ふくらはぎと手がデカイ。かっこいいわぁ
その筋では有名な方たちぽかった。
3人とお別れすべく小屋前で写真とかとってたら鈴の音が!!
仲間無事到着。安堵、早朝6時に。
3人と別れ仲間と小屋へ
小屋前にミヤマクワガタ発見
どうやら違う沢筋に入り尾根に出て藪漕いで、道に出た!!!!!!!
と思ったらスタート地点に戻っていたらしいww
そこからめげずに歩いて正規ルート上でビバークしたとのこと。
無事で何より。
初日からロストで疲労のある仲間、疲労蓄積の俺、すぐ出るはずもなく小屋でダラダラ。
昼ごろまでダラダラしていたら新しく3人組到着。
釣り用のバカ長履いて着た体、釣り竿。どう見ても釣りする人。ペテガリついでに釣り子に来たらしい。
ここから8日間後の飛行機で帰る予定だが、予定は真っ白。
釣りの話を沢山聞きたいと話すと、知床付近、斜里でカラフトマスが釣れ始めたらしい。
行くか??
パッキングを済ませいざ釣りに。
このためにあの藪の中釣り道具を運んできたw
川を釣り下り、貯水湖のインレット(流入口)へ。
このインレットでの釣りが目的、デカイのがいるはず。60cm位のレインボートラウトが釣りたい。
川では予想どうり30cm以下がバンバン釣れる。ルアーはスピナー。
インレットにつくと流木で溢れ釣りができない・・・
3つあるインレットの二つ目へ移動。
土砂が流れて浅瀬が広すぎる・・・
どうにか釣った小型を刺し身に。

そう、レインボートラウト(ニジマス)の刺し身。これが目的の一つ。
相変わらず美味いぜよ!!まちがいない。
状況は悪いがここでキャンプすることに決定。
晩の刺し身を釣る。


作ってくれたフライパン系料理がうまい!小麦粉、高級オリーブオイルで!
塩焼きは予想を越えてきた、刺し身はまちがいなく。
空には天の川が見える、なんて最高な。

翌朝、一人竿を振るが大きいのはかからない。だめだな、と竿を仕舞い、myラグジュアリーコットで焚き火、ご飯。


贅沢というかシンプルな朝。
天気予報と釣り場の状況のため今回はこれ以上深追いするのはやめて、川を釣り登り
ペテガリ山荘へ。山荘で飯して、最高な別荘とおさらばして車へ。
さて、どうしたもんか、ととりあえず自販機で炭酸。ぷっはぁーーーーーーーーー!
さて、どうしたもんかw
とりあえず帯広に宿とって、岳さんと飯したいね。
そうしよう。
岳さんも快く承諾してくれて、さらに旨い店まで予約してくれていて・・・
感謝しかないm(_ _)m
釣りの情報きくとやはり川は数週間前、石狩川が氾濫した豪雨で相当やられたらしい。
昭和初期から頑張っていた頑丈な橋が流されたとか、インレットはほぼ全滅とか、とか。
きまったな、カラフトマスやろう。
終始釣りと山の話でもりあがって美味い飯がさらに美味い、ビールも。


岳さんと別れ取れた宿の十勝川温泉へ。
露天風呂がやばかった。文明最高。
ここで洗濯して
翌日釣具屋の多い紋別へ。
釣具屋のおじさんいわく、定置網の取れるお盆後が勝負らしい。
ここで目についたルアーを買い、レギュレーションブックをもらう。

様子をみながら斜里の街まで。どこもかしこも定置網・・・
ログハウスの素敵な宿にチェックイン後近くの港へ。
一回それらしきモジリが見えたが、釣れるのはガヤ(エゾメバル)ばかり、死ぬほど釣れる。
日が落ちて宿へ。
翌朝釣具屋で安い竿やらルアーやら仕入れて今度はウトロ方面へ、人、人、定置網、定置網・・羅臼側いこう。
民宿を予約して簡単に歩いていける所まで知床半島を歩く。
真水の流れ込み付近が狙い目とのことだが、ここも定置網だらけ。
どうにかやるがノーヒット。
そのかわり差し込む川ですごくキレイなオショロコマを。
海から数十メートルのところに渓魚。やべーな知床。
宿に戻り夕飯。
つぶ貝やら昆布やらなんやら羅臼づくし
ニシンの刺し身とかはじめて食べたわ
全部美味かった。
翌朝は早朝から船で無人地帯までいくのでおにぎりを作ってもらう。
あしたがんばるぞ!

翌朝
3時半出船で相泊漁港からモイレウシへお世話になったのは秀人丸さん
http://hidetomaru.com/
結局3日間乗るw

無人地帯と言っても今は使われていない昆布番屋がある湾。



紋別で買ったルアーに4ヒット、がすべてばらしてしまう・・・
一匹は確実に色の違うオスのカラフトマス(セッパリ)だった、何してんだか・・
波打ち際まで上げて逃がす始末・・
すぐそこにヒグマが出てきてすぐにびっくりして逃げていく。初、ヒグマ。
終了時間がきて帰港
満足いかず昨日のポイントへ歩いて夕まずめ狙い

日が暮れるまでやってあきらめモードのとき
一番最果てにある人いる昆布番屋から人がこっちに向かって叫んでいる。
そちらに向かうと昆布漁師さんが「くらくなったらカラフトマスはつれねーぞ、しかもおまいらがいた所は毎晩250kgのヒグマが刺し網のマスを狙って出てくんだぞ!毎晩な、おまいらがいたから出てきてないけど、そこにいるからな・・・」と怖っ!

そそくさと退散。

羅臼のビジネスホテルに泊まると、宿の人が釣り好きで目の前の町中を流れる川でこれ
釣ったんだってすげー
70cmは越えている、体高、ヒレがやばい。
これが釣れた時は、行ったときから大型猛禽類がずーっと川見てたからなんかいるとわ思ったんだってさ。
虫を食べるのは小型の魚で、その虫を追っかけてきたコウモリを大型魚は食うなんて話まで・・・北海道やべー。


つかれた・・・・とりあえずここまでにしよかな








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