2013年11月29日金曜日

その2

疲れていたのか 気持ちの良いベッドの上で7:30までグッスリと

道路歩き 雨の中
久々カッパ着る

制限速度100km/hの道
俺の横たまに全然よけないドライバーがいる 60cm位横を車がかっ飛ばしていく恐怖(ToT)
水もはねまくる またテアラロアを
嫌いになる(-.-)

からのトレイルへのサイン
やっと 車の危険から 離れる

けどね 入口のサインのみで別れ道がいくつもあるのに サインは無い

地図とにらめっこ 一つ一つ 試しに少し進んでみて 戻ってとか
いやー 未完成だわねー(>。<)

どうにか トレイルを行く

ロードと極端なトレイルの繰り返し
今の所トレイルは てか テアラロアは
自由と束縛を繰り返しております

はーぁ ウィルダネスが歩きたい
(>。<)

ロード歩きは ロングトレイルそのものを色褪せさせる

水場も情報は無く あってもキタネー

民家に貰い続けるのも気が引ける
結局キャンプ場のハシゴ(>。<)

こんなんなら ヒッチハイクで行っちゃおうかなー とか  そんな考えがチラつく

今の所一度乗せてもらったけど2kmほど

それでもオリジナルのトレイルより歩いてる うーん もすこし 頑張って歩きで行ってみますか(^_^)b

この日キャンプ場 またまたアホ出現!

夜中の1:30過ぎ
俺のテントの近くにあった ファイヤーサークルで焚き火を始めようとする 
その音に起こされ
おい この時間から焚き火すんのかよ?!と やな顔丸出し さらに舌打ち 

しぶしぶやめやがった 当たり前だよ アポ!

俺はこの先何回怒るのだろうか?

翌朝6時半 前日ムカついたので
気にせず バッサバサッ 音を立て
撤収 出発

トレイルは干潮時に ここを歩け

マングローブの泥の中を示す

ローカルのおじさんに潮を聞く 

「やめときな!干潮でも 泥が20~30cmその上には水が20cmはあるぜっ!クレージーだぜ!」と言う

純日本人体系の俺
断念 ロードを選ぶ

そしてその先 写真にあるように
岬から反対側へ またボートをチャーターしなければならない

その時点で所持金$32 田舎過ぎてATMは無い

ヤベーなー なんて思ってたら 船着場に今にも出航しそうなボート発見 小走りに近寄り 交渉

俺今 全財産$32 これ払うので向こう側へ乗せてくれませんか?

するとキャプテンは

お前だけか? すぐでるぞ!
金はいらん!と

まじかー!!ありがとうございます
m(_ _)m

と ここから物語は急展開

向こう側へはわずか15分位

その間に ハイクのこと聞かれたり
釣りやサーフィンの話したり

すると キャプテンはサーファー!

さらに
俺ら これから泊まりでウニ取りにいくんだけど
俺らが潜ってる間 釣りするか?
泊まりになるけど それでもよければ 

と 神様からのご褒美

うん 行く行くって 俺!

こうしてウニ漁師の船に乗ることになった(^^)

船は 反対側の船着場にかなり近くまでいったのだけど 方向転換して

沖へ沖へと

無人島がたくさんあるんだけど
そのまわりで潜ってとるらしい

人は住んじゃいけないらしいし上陸も禁止されてるんだって
鳥達を保護してるんだってさ
(^o^)

ある無人島の近くでアンカーを入れる

キャプテン ダーリルとニック
2人はウェトスーツに着替え始める

キャプテンが竿と餌の40cm位のサバを俺に渡す 針とか道具はあそこにあるしエサは無くなったらあそこにあるしと 俺も釣りの準備
サバをおろして切り身にする
針はマグロ釣るくらい馬鹿でかい奴

2人がタイヤのチューブを浮きに周りにいくつものウニ入れネットを携え 海の中へと飛び込む

ニックのウエットスーツにはチンチンみたいのがついてて オシッコをそこからできる仕様に改造してあった 臭くならないだろ?と 笑顔のニック
そのウエットスーツはなんだか
ウケる

飛び込んでからの2人は プロ!
黙々とウニを取り続ける

俺は釣り 

雨が降ってきて 寒い 
本で読んだ 開高氏の アラスカでの釣りの話を思い出しながら ブルブルしながらも集中

今の所ニュージーランドの気候は
降り幅が大きい 雨だと寒い
晴れの日 朝晩はフリースきてても寒いくらい でも昼間はTシャツでも暑く バックパックはすでに塩をふき くちゃい(>。<)

そんなこと考えてたら
コンコンコン って あたる
あわせてみるが なかなかのらない
多分小さいのだろう

タイミングや合わせかたを色々ためすとようやくヒット!
25cm以下のリリースサイズ
それから何匹もリリースサイズの鯛
たまにトレバリーみたいの これも小さい(ToT)

黙々と釣りを続ける

彼らが帰ってくる もう何時間も釣りしてたみたい
彼らが 「小さいのばっかだろ?」と 彼らは水中丸見えだもんね(ToT) この間はデカいの沢山いたらしいけど…

2人は船に上がり ニックは晩飯とってくるわーって スピアガンを手にもいちど海へ

その間 キャプテンがウニを割って食べさせてくれる!
うまい!!!とろける感じと濃厚なウニの味!
さらに黒アワビの刺身まで!
こちらはコリコリとしっかりとした歯ごたえ!うまーーーーーいっ!

そうこうしてるまに ニックが戻る
ピッグフィッシュと言う 赤いベラとフエフキダイの間みたいな魚を携えて 更にウエットスーツのすきまから ジャジャジャーーンっと
ロブスター!!
は~ワイルドだ!かっちょいいぜー
二人とも!!

2人は着替える
「デカいのつりたいか?」とキャプテン
もちろん うん!と俺

暗礁と磯が作る 流れの近くに移動
アンカー入れて 三人で釣りをする

すぐ横でナブラ(小魚が下から大きい奴らに追われ水面をざわつかせる現象)発生! 空からは鳥達がその小魚を狙っている
生命感に溢れている

今までとは違う強いあたり!!
40cm位の真鯛がかかる
引きを楽しむ余裕があるサイズ(^^)
楽しみながら ランディング

ニックが65cm位のをあげる
俺ももう一匹追加
キャプテンは雨がいやになり退散

デカいのは釣れなかったけど 満足できた!
ありがとう二人!!

そして 無人島と無人島の間の波をかわせそうな所で碇泊

ここで夜を明かすらしい

早速キャプテンがディナーを作り始める

ロブスターとピッグフィッシュをパン粉みたいのを付けて 両面コンガリと

そしてウニとアワビの卵焼き

それらをいただく

ロブスターは身が引き締まっていて
歯ごたえがいい そして焼き色のついたミソ う~ん(^o^)
魚もタンパクでマヨネーズを付けて食する これもまた う~ん(^o^)
美味!!

卵焼きは 
日本では主役のウニが脇役に 
脇役になったウニはその内に秘めたる実力を発揮!
卵と絡み合いそれはそれは クリーミー!さらにアワビの歯ごたえ!
この卵焼きは天下一品です
ばいやー です

ご馳走様でした
ありがとう!

食後ニックは携帯をいじりだす

電波はいるの?と 俺

入るよー!と当たり前顔なニック
テクノロジー 凄い(^^)

そして就寝

彼らはベッドへ
俺は魚臭い床にグランドシートを敷き寝る 洗濯しなきゃだな…

少し揺れる船は揺りかごのように
気持ち良く 眠りに落ちる

日が上がる数時間前 船が急に強く揺れだし 棚の上のものが落ちたり 騒がしくて起きる 
キャプテンがもぞもぞと起きてそれらを落ちないようにしまい込んで
チラッと 窓の外の海を見る
そして ベッドへ…
OK 普通の揺れなのね これ

と俺も寝る
そして朝を迎える

朝ご飯 ソーセージとパスタをいただく 
またまあ ありがとうm(_ _)m

昨日に漁場にもどり
昨日取った分を船にあげる

それを大きなプラスチックの箱に移し替え 船の中に収納するのが どうやら 俺の仕事らしい

その間彼らはまた海へ潜ってウニをとる

この作業が思ったより大変だった
手や足に トゲトゲ刺さりまくるし

満載の箱は重い(ToT)
でもね これくらいやんなきゃ 釣りさせてもらったお返しになんないだろ!と 頑張って作業を黙々とこなす これでも足りないくらいだよなと思いながら

どうにか船にある箱全部に詰め替え 収納する 何時間かかったのか?
腰 もってかれた(>。<)

甲板で横になりながら一服

それから少したって 二人が戻ってくる
ネット満載のウニを持ち

一回の漁で500~700kg取るんだってさ(^o^)

そして作業終了! 無人島を背に 本島へ そして目的地だった反対側へ

別れの時 二人と連絡先を交換
ニックはオークランドに来たら連絡しろっ!って
タウポ湖でトラウト釣り、鹿のハンティングに連れてってやるよっ!って ありがとう!!
まじ二人!!
ありがとう!!

となぜかウニ漁師の船に乗り込んだ俺でした が ハイカーへと戻る
やっぱ 海いいね!
海の男も!!

少し歩くとルアカカと言う町だ
そこでゼロを取る

てか とらないとヤバい

なぜならば 持ち物のほとんどが
魚臭い_| ̄|○
大洗濯大会開催だな

とりあえず町のはずれのショピングセンターに着いたので 食料買い出ししつつ モーテルの場所などを聞く 外はいきなりの大雨
話を聞いてたおじさんが 乗っけてってやるよ 五キロ以上あるしなと 甘えさせてもらう
ありがとう おじさん

モーテルにつくと 雨は止んでいた
やべっ!現金おろすの忘れた!!
と 気がつく ATMはスーパーの近くにしかない(ToT)

ショッピングセンターへまた 行かないと(ToT)

ヒッチハイクを試みながら歩いてると止まってくれる

kiwiは優しいな まじ

スーパーでファブリーズ発見 購入

帰り道もヒッチハイク成功!!

そこから洗濯大会

靴は洗剤で洗っても 臭いが落ちなかった(>。<)

靴とインソール、寝袋にファブリーズ一本使う どんだけだよ!

そして晩飯は別れ際にキャプテンがくれた 黒アワビ 米 味噌汁
醤油をきかせて焼きました アワビ

本当ならバター使いたかったけだ 少しだけ使って 捨てるのがもったいなくて 購入せず

でも醤油だけでも 十分うまかった

よく アワビステーキ食べて 食レポする芸能人が
「やわらかーーい」とか言うじゃない? 
やわらかいアワビなんてアワビじゃない!!
と言うのが持論です私

シッカリと歯ごたえのある このステーキ 最高でした!
ありがとう ウニ漁師!!

次の日にまで 洗濯に追われる 
洗濯しながら これを書く

そんな感じで旅はまだまだ 続きます(^_^)b

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